2020.05.13
イラン 一部のモスクでの礼拝の実施
●一部のモスクにおいて,特定日のみ,衛生措置等を遵守の上,礼拝が実施されます。最近新規感染者数が増加傾向にもありますので,更なる感染予防に努めてください。
1 5月12日,イラン厚生省は,衛生措置及びソーシャル・ディスタンスを遵守しつつ,Qadrの夜(注)に,一部のモスクで礼拝を行うことを認めると発表したところ,イラン厚生省発表の衛生措置の主な内容は以下のとおりです。
(1)全ての(礼拝)出席者は,マスク及び手袋を着用しなければならない。
(2)(礼拝)出席者は,自身の礼拝用の敷物,モフル,コーラン,チャードル(女性のみ)を持参する必要がある。
(3)収容人数の25%以上となる場合は屋外で実施する。屋外のスペースが十分ない場合は,他参拝者との間隔を1m以上空け実施する。
(4)礼拝を実施する各モスクは,医療従事者等が監視する。
(5)礼拝実施時間は最長2時間とする。
(6)参拝者の間隔を最低1メートル開けることが出来ないモスクはでの礼拝は自粛する。
(注)本年は,5月12,14,16日の夜(翌朝,日の出までを指す)。
2 最近新規感染者数は,ここ数日間,再び増加傾向にあります(注)。最近,テヘラン市新型コロナウイルス対策本部長から,テヘランにおいては今なお,(感染の)危機が低下していると発表するような理想的な状態に到達しておらず,衛生上の注意点をしっかりと考慮する必要があり,市内でのいかなる種類の不急の外出及び往来も避けて頂きたいと発言があったほか,南西部のフーゼスタン州では,新型コロナウイルスの感染者数が急増したことを受け,感染拡大を防止するため,都市を閉鎖しているとの報道があります。
(注)新規感染者数(当館作成資料)
https://www.ir.emb-japan.go.jp/files/100053968.pdf
3 引き続き,感染状況については流動的ですので,最新情報を入手するとともに,以下を参考に感染予防に努めて頂くよう,お願い致します。
(1)アルコール系手指消毒薬または石鹸と流水による手洗いを頻繁に行う。目,鼻,口などに触れる前に必ず手洗いをする。
(2)咳やくしゃみがあるときは,マスクを着用し鼻と口を覆う。マスクがない場合は,咳やくしゃみのときに手で抑えず,鼻と口をティッシュなどで覆い,その後手洗いを行う。
(3)不特定多数の人と密閉された屋内で会うことを避け,体調不良のときは外出を控える。
4 その他関連サイト
(1)厚生労働省ホームページによる周知
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
ア 新型コロナウイルスを防ぐためには
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000596861.pdf
イ 一般的な感染症対策について
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000593493.pdf
(2)国立感染症研究所ホームページ
https://www.niid.go.jp/niid/ja/
(3)外務省海外安全ホームページ
【広域情報】新型コロナウイルスに関する注意喚起
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2020C018.html
【感染症危険情報】イラン
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_046.html#ad-image-0
5 連絡先及び問合せ先
在イラン日本国大使館領事班
電話:+98-21-22660710(代表)
FAX:+98-21-22660746
e-mail:consular@th.mofa.go.jp
HP:http://www.ir.emb-japan.go.jp/jp/index.html