2020.05.09
台湾 「防疫新生活運動」の発表
1 5月8日,中央感染症指揮センターは衛生福利部疾病管制署のプレスリリース(タイトル:生活を楽しみ経済を促進 事業者と民衆はともに「防疫新生活」に対応)において,休業している事業者の営業を再開させる方針を発表するとともに,一般市民には防疫対策を心がけながら,防疫措置に協力している店舗における消費を呼びかけています。
指揮センターからの発表の概要は以下のとおりです。
(1)中央感染症指揮センターは8日,新型コロナウイルスの感染状況が安定的に抑えられていることに鑑み,市民生活と産業を漸次正常軌道に回復させるため,現在営業を見合わせている事業者について,各自治体が防疫と安全の条件に合致していると判断すれば営業を再開できると宣言した。指揮センターはまた,個々人による防疫対策をしっかりと行うことに加え,防疫措置に協力している店舗における消費を奨励した。
(2)指揮センターは,以下の防疫・安全措置に合致している事業者であれば,市民は安心して赴くことができると指摘した。
1.室内は1.5メートル,室外は1メートルの社会的距離を保ち,着席の場合は距離を取るか,机上のついたてを採用していること。
2.マスク着用,検温,入り口等での手指の消毒等の実施を行っていること。
3.利用者・入場者の実名記録を取り,動線管理と施設の消毒を行っていること。
4.消防安全検査,及び建造物の安全検査に合格していること。
(3)指揮センターは更に,右条件に符号する事業者は,室内は100人まで,室外は500人までとの入場人数の制限を受けないとしている。
<5月8日付け衛生福利部疾病管制署プレスリリース>
https://www.cdc.gov.tw/Bulletin/Detail/nXiK59FxJZacIsYn0B-Y-g?typeid=9
つきましては,台湾在住・滞在中の邦人の皆様におかれては,上記台湾当局による発表の内容に留意しつつ,引き続き防疫措置をしっかりと執られるようお願いします。
2 中央感染症指揮センターは,手洗い・咳エチケットの励行,目・鼻・口を手で触らないこと,海外から帰台する際に発熱,咳等の症状がある場合,空港・港の検疫担当者に通知することを呼びかけるとともに,帰台後14日以内に疑わしい症状が現れた場合は,無料の伝染病予防ホットライン1922または0800-001922(中国語・英語)に電話し,その指示に従って,マスク着用の上,医療機関を受診し,渡航歴,職業,接触歴等を医師に告知するよう促しています。
3 なお,衛生福利部はホームページ上で,台湾における伝染病指定隔離医院リストを掲載していますのでご参照下さい。
<衛生福利部疾病管制署「伝染病指定隔離医院リスト」(中国語)>https://www.cdc.gov.tw/Category/MPage/Hdl9E5pIZIe6ma8HcfAHDw
4 また,台湾入境後14日間の「在宅検疫」対象者用の防疫ホテルについて,交通部観光局が運営しているHP「旅宿網」において,ホテルリスト等の情報を掲載していますのでご参照下さい。
<交通部観光局「旅宿網」(中国語)>
https://taiwanstay.net.tw/covhotel/
5 当協会と致しましては,台湾に在住・滞在されている邦人の皆様の状況を迅速に把握したいと考えており,邦人通報用専用電話を設置しております。つきましては,台湾において,万が一,ご家族・お知り合い等の邦人の方が新型コロナウイルスに感染した,あるいは感染の疑いで医療機関にて検査・隔離されているとの情報がありましたら,下記専用電話にご連絡下さい。
<感染・感染疑いに関わる邦人通報用専用電話>
(市外局番02)2713-6680
台湾域外からは(地域番号886)2-2713-6680
なお,上記専用電話は緊急の通報ダイヤルであることから,新型コロナウイルスに関する一般的なご質問,ご相談等については,従来通り,下記の代表電話番号にご連絡願います。
邦人の皆様におかれては,衛生福利部のHP(https://www.cdc.gov.tw)等を参照し,最新情報を収集する等,引き続き感染予防に努めて下さい。
<一般的なご質問,ご相談等に関わる連絡先>
日本台湾交流協会台北事務所
住所:台北市松山区慶城街28号 通泰商業大樓
電話:(市外局番02)2713-8000
台湾域外からは(地域番号886)2-2713-8000
FAX:(市外局番02)2713-0975
台湾域外からは(地域番号886)2-2713-0975
ホームページ:https://www.koryu.or.jp/