2015.01.18
パキスタン:ムハンマド冒涜風刺画に対する抗議行動に伴う注意喚起
平成27年1月16日
在カラチ日本国総領事館
1 パキスタン国内の複数のイスラム宗教政党が,イスラム教預言者ムハンマドを冒涜する風刺画を掲載したフランス雑誌社に対する抗議行動を行うと発表しました。カラチ市内の状況及び今後の予定は以下のとおりです。
○1月16日(本日)
・カラチ市内一円のモスク周辺での抗議集会
・ジンナ-廟近くのヌマイシュ交差点での大規模集会
○1月18日(日曜日)
・グルシャンタウン所在のバイトゥール・モスク前における抗議集会
・フランス総領事館への抗議行進及び出版に対する抗議文の提出
2 本日(16日)は午後から,カラチ市内のジンナー廟周辺等にイスラム宗教政党関係者等が集まり抗議集会を行うとされているところ,報道によれば,午後2時現在,政党関係者約200名以上がサダル地区にあるフランス総領事館周辺に集結している模様。警察隊が催涙弾などを発射するなどして同集会を解散させようとしている状況です。
3 つきましては,常に最新の治安情報の入手に努めていただくとともに,上記に示された場所に限らず,モスク周辺,集会など人が多く集まっている場所には決して近づかないようにして不測の事態に巻き込まれないよう留意してください。