2014.12.24
ケニア:在留邦人への強盗事件発生について
平成26年12月22日
在ケニア日本国大使館 領事警備班より
ナクル市内のガソリンスタンドにおいて、在留邦人が借り上げ車両(ドライバー付)を給油中のところ機関銃を所持した賊に襲われ金品等を奪われる事件が発生しました。
ナイロビ・モンバサに限らずケニア国内では、テロのみならず凶悪犯罪も多数発生しており年末に向けて益々その発生件数が増加する傾向にあります。
また、ケニア国内では、80万丁以上とも言われる違法な銃器が氾濫しており、犯行では95%以上銃器が使用されています。
つきましては、年末年始をケニアでお過ごしになられる方におかれましては、ナイロビ・モンバサ以外で過ごされる場合も、何時、被害に遭ってもおかしくない状況で生活をしているとの認識を下に、「知識」と「意識」を持って安全対策を講じて頂ければと思います。
以下、事件概要とそれに対する予防策となりますのでご参考にして頂ければ幸甚です。
1.事件概要
17日午後5時30分頃、ナクル郡ナクル市郊外のB4道路とプリズン道路との交差点付近にあるナショナル・オイル・ペトロール・ステーションにおいて、給油のため立ち寄った在留邦人が、給油の際に車外に出たところ、2人組の男性(内1人は機関銃で武装)に襲われ、金品を奪いボタボタに乗り逃走した。
賊は、在留邦人から金品を奪う際に3発の銃弾を威嚇発砲した。
2.予防策
(1)一時雇用のドライバーに、自身の行動及び所持品が何であるか悟られないようにする。
(2)結果的に襲われることとなったとしても、車外には出ず、ロックをして車内で給油が終わるのを待つ。
(3)ケニアにおいては、警戒を怠らない。敏感になる。変化を感じ取る。
(4)「まさか、自分が被害に遭うなど...」という思い込みは捨てる。
(5)被害に遭った際は、絶対に抵抗しない(交渉、挙動)。物より命。