2014.12.22
英国:冬期における安全対策について
在英国日本国大使館より
2014年12月19日
英国の冬は、日没が早く、これからの時期は暗闇に乗じた犯罪等が増えてくることが予想されます。
皆様におかれては、以下の点について改めてご注意頂き、思い出残る英国の冬をお過ごし下さい。
1.予防策
(1)「自分の地域は比較的安全だ」、「自分が被害に遭うことはない」といった先入観は持たず、外出時には常に注意を払うと共に、家族、近隣住民や職場等などで情報共有を心掛ける。
(2)夜間に帰宅する時には、人気の少ない近道を考えるより、多少遠回りをしても、まず安全と思われる明るく人通りの多い大通りを選択する。または、駅やバス停などから自宅までは、家族等に迎えに来て貰うか、タクシー等安全な交通手段を利用する。
(3)夜間に止むを得ず人通りの少ない道を歩く際には、周囲に注意を払い、
防犯アラームを携帯する。また、高価な携帯端末やアクセサリーなどを無用に人目に晒さない。
(4)新聞、自治体や警察のウェブサイト等を利用して、地域の犯罪情勢等に常に関心を持つよう心掛ける。また、不審者などがたむろしている状況などが見受けられる際には、最寄りの警察署に情報提供をすることも地域の防犯につながる。
(5)家を留守にする場合は、次の点に注意して下さい。
・門がある場合には必ず閉める。
・窓は必ず閉め、施錠する。
・庭や家の周りに、はしごや踏み台の代わりになるような物を置かない。
・郵便受けや玄関マット下、植木鉢の下などに玄関の鍵を置かない。また、鍵などに名前や住所等のタグは付けない。
・外から見える場所に貴重品などは置かない。
・旅行などで家を空ける際には、留守を察知されないよう、タイマー式の電源ソケットなどを利用し、夜間の一定時間に明かりが点灯するようにしたり、近所の人に駐車場を使用させたりする。
・帰宅時に家の様子がおかしいと感じられる際には、家の中で空き巣との鉢合わせを避けるため、すぐに中へは入らず、近隣や警察に助けを求める。
2.当館ホームページに安全対策マニュアルを掲載していますので、参考にして下さい。
http://www.uk.emb-japan.go.jp/jp/ryoji/anzenmanual.html
3.最近、ロンドン市内の一部在留邦人から、フィンチリーロード、スイスコテージ及びセントジョーンズウッドにて乳幼児を乳母車に乗せた邦人女性が、車や人気のないフラットの駐車場などに連れ込まれ、乱暴される事件があったと知り合いから聞いたとして、当館に複数の問い合わせがありました。 当館よりロンドン警視庁に確認したところ、これまでに、そのような事件の発生は認知していないとのことでした。また、今後、本件について何か情報がある場合には、直ちに当館とも情報共有することになっています。当地警察も在留邦人の方々の間に流布している話には留意するとのことでしたが、皆様におかれては、人伝いの情報の取り扱いには十分にご注意願います。