2020.04.08
ブルガリア 入国する全ての者は、自宅あるいは入国検疫所に自己申告する滞在場所にて14日間の自己隔離
【ポイント】
●ブルガリア国内で自己隔離の対象となった場合,かかりつけ医(GP),各地域検疫所,または,契約医療機関による医療観察を受ける必要があります。
●ソフィア空港発着便の欠航がさらに拡大しています。
●ブルガリア保健省の発表によると,4月7日午後5時時点で,ブルガリア国内の感染者は累計577名(うち23名死亡,42名治癒)です。
●今日4月7日は世界保健デーです。
【本文】
○4月6日,ブルガリア保健省は,アナニエフ保健大臣令として,外国人の一時入国禁止措置及び自己隔離措置について発表しました。原文(ブルガリア語)はこちら→ https://www.mh.government.bg/media/filer_public/2020/04/06/rd-01-183.pdf
○外国人の一時入国禁止措置について,邦人が関連する主な部分は以下のとおりです。なお,従来からの措置と特段の変更はありません。
・第三国(ブルガリア及びEU・シェンゲン協定加盟国以外の国)の国民は,陸海空の経路を問わず,ブルガリアへの入国が一時禁止される。
・ブルガリア国民及びその家族,並びにブルガリアでの永住,定住あるいは長期滞在資格を有する者及びその家族は例外。
・EU及びシェンゲン協定加盟国の長期滞在資格を有する者及びその家族の帰国を目的とするトランジット(通過)は許可される(実際にトランジットを行う場合は,当館がブルガリア外務省及び内務省と調整する必要があります。もし隣国からブルガリアをトランジットして帰国される方がいれば,当館にご連絡ください。)
○自己隔離措置について,邦人が関連する主な部分は以下のとおりです。
・ブルガリアに入国する全ての者は,自宅あるいは入国検疫所に自己申告する滞在場所にて14日間の自己隔離を行わなければならない
・かかりつけ医(GP)が,自己隔離期間中の医療観察を行う。
・かかりつけ医(GP)がいない場合,自宅または滞在先住所を管轄する地域検疫所が自己隔離期間中の医療観察を行う。地域検疫所のリストはこちら→ http://www.mh.government.bg/bg/ministerstvo/vtorostepenni-razporediteli/regionalni-zdravni-inspektsii/
・外国籍者については,滞在先施設(ホテル等)が医療契約を結ぶ医療機関が自己隔離期間中の医療観察を行う(大臣令には明記されていませんが,契約している医療機関がなければ,上記地域検疫所が医療観察を行うことになると思われます)。
・新型コロナウイルス陽性患者の濃厚接触者は,各地域検疫所の監督の下,最終接触日から数えて14日間,自宅または滞在場所で自己隔離を行わなければならない。
・自己隔離措置下にある者は,自宅または自己隔離先施設からの外出は許されない。
○ソフィア空港発着便は,今週に入り,さらに減便,運休が拡大しています。本日(4月7日)は出発便が4便しかありませんでした。4月7日及び8日のソフィア空港出発便は下記のとおりです(4月7日19時時点)。詳細は,ソフィア空港ウェブサイトでご確認ください→ https://www.sofia-airport.bg/en/passengers/flight-information
4/7:24便中20便欠航(4便運航)
・ウィズエアー: ロンドン・ルートン
・ブルガリア航空: マドリード,パリ・シャルル・ド・ゴール,マジョルカ/マラガ
4/8:21便中12便欠航(9便運航)
・ウィズエアー: ロンドン・ルートン(3便),ドルトムント
・ブルガリア航空: アムステルダム,ベルリン・テーゲル/フランクフルト,ロンドン・ヒースロー(2便),ヴァルナ
なお,ウィズエアーが就航しているロンドン・ルートン空港は,日本便が就航しているロンドン・ヒースロー空港とは別の空港であり,両空港間の移動は直通バスで1時間以上かかるとの情報がありますので,ご注意ください。
ロンドン乗り継ぎの注意事項はこちら(在英国日本国大使館HP)→ https://www.uk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00050.html
パリ乗り継ぎの注意事項はこちら(在フランス日本国大使館HP)→ https://www.fr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/coronavirus_00029.html
フランクフルト乗り継ぎの注意事項はこちら(在ドイツ日本国大使館HP)→ https://www.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/konsular_coronavirus200313-1.html#06koukuubin
アムステルダム乗り継ぎの留意事項はこちら(在オランダ日本国大使館HP)→ https://www.nl.emb-japan.go.jp/itpr_ja/r_corona_faq2.html
○ブルガリア保健省の発表によると,4月7日午後5時時点のブルガリア国内の感染状況は以下のとおりです。
感染者累計 577名(前日比+28名)
死者 23名(前日比+1名)
治癒 42名(前日比+3名)
入院 213名
重症(挿管患者)21名
医療従事者 31名
男女比 男性325名:女性252名
都市別感染者数(アルファベット順)。
ブラゴエフグラド :18
ブルガス :25
ヴァルナ :24
ヴェリコ・タルノヴォ:4
ヴィディン :2
ヴラツァ :2
ガブロヴォ :2
ドブリッチ :11
カルジャリ :10
キュステンディル :7
ロベチ :2
モンタナ :18
パザルジク :11
ペルニック :8
プレーヴェン :9
プロブディフ :32
ルセ :3
シリストラ :2
スリヴェン :9
スモリャン :14
ソフィア :340
スタラ・ザゴラ :14
ハスコヴォ :6
シューメン :4
○今日4月7日は世界保健デーです。ザハリエヴァ外務大臣もツイッターで述べていましたが,人々の健康を守るために自らの生命を犠牲にしている全ての医療関係者に対して感謝と賞賛を送りましょう。
【参考】
■ ブルガリア保健省(ブルガリア語)
ウェブサイト https://www.mh.government.bg/bg/
ブルガリア新型コロナウイルス・ホットライン(ブルガリア語)
電話 028078757(24時間)
ウェブサイト https://www.mh.government.bg/bg/novini/aktualno/svoite-vprosi-otnosno-covid-19-zadavajte-na-telefo/
在ブルガリア日本国大使館領事警備班
電話:(国番号359)2-971-2708(代)(24h)