2020.03.27
モンゴル 指定医療施設などでの隔離期間を3週間に延長
3月26日(木),モンゴル政府は指定医療施設などでの隔離期間を3週間に延長するなど,措置内容の変更を以下のとおり決定しました。
27日現在,モンゴルでは日本人をはじめ全ての外国人の入国が禁止されていますが,一部の例外として,モンゴル人の外国人配偶者及び子女などの入国が認められており,モンゴル人と婚姻関係にある日本人やそのご家族の中には,4月3日(金)に運航される予定の日本間チャーター第2便でのモンゴル入国を検討されている方がおられるかもしれません。
今後,国際定期便が再開された場合でも,この隔離措置はその内容に変更があるかもしれませんが,継続されることも見込まれますので,今後も在留邦人及び短期渡航者の皆様におかれましては,報道,大使館ホームページ及び領事メール等により関連情報の収集に心がけていただきますようお願い申し上げます。
【変更の経緯】
内閣府プレスリリース及びモンゴル外務省担当者の説明によると,(1)WHOは,新型コロナウイルスの潜伏期間が5.5日間から最長で19日間であると報告していること,(2)3月18日(水)にモンゴルに到着したイスタンブール間チャーター便の乗客1名が,8日後の26日に発熱などの感染が疑われる症状が出現したため,体験的に潜伏期間の長いことが認められることの2点が,変更理由であるとのことです。
【変更内容】
●隔離期間を2週間(14日間)から3週間(21日間)に延長する。
●指定施設内での隔離措置が終了した後の自宅待機期間を2週間(14日間)から1週間(7日間)に短縮する。
●施設内感染を防ぐため,今後は原則として,全員個室での隔離とする。
※従来の隔離措置は,「2週間の隔離措置の後,2週間の自宅待機を指示」するというものでしたが,自宅待機指示に違反する者がいたため,隔離措置を3週間に延長したようです。
【費用面】
隔離措置にかかる費用は自己負担が求められます。内閣府プレスリリースによると,費用は全額で1,050,000トグログとのことですが,詳細については別途ご確認いただきますようお願い申し上げます。
【当館コメント】
●全員個室での隔離については,施設内感染防止の観点から好ましいことではありますが,義務的な隔離措置が3週間に延長されたことは,モンゴルに入国する日本人にとって,多大な負担を強いることになります。
●現在,国際定期便の運航停止などの影響で,一部の例外を除き,日本人がモンゴルへ入国することは不可能となっていますが,国際定期便が運航再開をされたとしても,モンゴル入国後のこうした隔離のリスクを十分にご考慮の上,渡航につきご検討くださいますようお願い申し上げます。
【問い合わせ窓口】
在モンゴル日本国大使館 領事・警備班
EMBASSY OF JAPAN IN MONGOLIA
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Elchingiin gudamj 10,Ulaanbaatar 14210,Mongolia
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