2020.03.13
エクアドル 中国,韓国,イタリア,フランス,スペイン,イランから入国する方に14日間の隔離を義務付け
●11日夜,大統領が保健衛生上の緊急事態宣言を発出。
●内務大臣の発表によれば,中国,韓国,イタリア,フランス,スペイン,イランの6カ国より入国するすべての旅行者は,入国後,14日間の自宅・宿泊先隔離が義務付けられます。
●当国入国時の検疫の際に隔離措置を求められ,援護が必要な場合は,在エクアドル日本国大使館までご連絡ください。
1 累計感染者数17名(12日午前現在,新規感染者の発表無し)。
2 保健衛生上の緊急事態宣言
(1)WHOが発表する新型コロナウィルス感染者上位国からの入国制限措置を当地時間12日0時より実施する。その後,内務大臣が入国制限措置対象となる国は,中国,韓国,イタリア,フランス,スペイン,イランの6カ国と発表。これら6カ国より入国するすべての旅行者は,入国後,14日間の自宅・宿泊先隔離が義務付けられる。
(2)そのほか,エクアドル国内のすべての学校の休校措置。大規模集会等の開催延期中止。国内要所での検疫等が実施される。
3 入国時の検疫の状況
エクアドル国内の陸海空の入国ポイントでは,全入国者に対する自動体温測定検査,健康状態の申告に基づき呼吸器系疾患症状の有無等につき検疫官による問診等が行われています。中国,韓国,イタリア,フランス,スペイン,イランの6カ国より入国するすべての旅行者は,入国後,14日間の自宅・宿泊先隔離措置が義務付けられます。
(1)入国者の国籍や滞在歴国を問わず,発熱や咳等の呼吸器系疾患症状を有する者は,各海空港の検査官の問診を受ける。検査官の判断により,新型コロナウイルスの検査を要すると認められた場合は,指定の国立医療機関に搬送され,検査結果が判明するまでの間,隔離措置とられる(陽性の場合は引き続き隔離入院)。検査官の判断により,ホテルや自宅隔離措置を受ける場合もあります。
(2)当国でのコロナウィルス検査は,現在はすべてグアヤキル市内の国立公衆衛生研究所(INSPI,El Instituto Nacional de Investigacion en Salud Publica)にて行われます。同所での検査には,12時間から24時間を要します。 なお,来週以降,キトにおいてもコロナウィルス検査が可能になる旨発表されています。
4 生活・旅行上の注意
(1)エクアドルの緊急事態宣言による具体的措置・規制は,未だ詳細が発表されておらず,また随時状況を踏まえて変更される可能性があるので,最新の情報を入手するようにしてください。
(2)情報入手の際は,SNS・噂等の信頼性に問題のある情報に惑わされず,冷静に信頼出来る情報を入手してください。
(3)国外旅行の際は,日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限等を事前にご確認ください。
(以下5(1)参照。随時更新中)
5 参考ウェブサイト
(1)外務省海外安全ホームページ(日本)
https://www.anzen.mofa.go.jp/
(2)厚生労働省(日本)
○新型コロナウイルスに関するQ&A (日本)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
○感染症情報 (日本)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/index.html
○せきエチケット (日本)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000187997.html
(3)世界保健機関(WHO)
○ウェブサイト https://www.who.int/health-topics/coronavirus
○Twitter https://twitter.com/who
(4)エクアドル保健省(スペイン語)
https://www.salud.gob.ec/
【問い合わせ先】
在エクアドル日本国大使館
電話番号:+(593)2-2278-700
https://www.ec.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html