2020.03.26
南アフリカ 全ての国内線及び国際線の離発着を禁止(2020年3月26日23:59~4月16日)
●23日発表された南アのナショナル・ロックダウン(3月26日(木)23時59分から4月16日(木)深夜まで21日間)に関して南ア政府より詳細が発表され,(感染)リスク国のカテゴリーに関係なく全ての国内線及び国際線の離発着を禁止するとのことです。
●これにより3月27日以降の航空便は運航停止となる予定ですので,航空会社や旅行代理店に確認してください。また,バスによる陸上越境も禁止されます。
●また,公共交通機関(ハウトレイン含む)も運行停止となり,タクシーなども移動を許可された労働者や移動を許可された労働者に限られます。
●事態は刻々と変化しますので,最新情報の入手に努めてください。
25日,南ア政府は,ナショナル・ロックダウンについての具体的な内容を発表しましたので以下のとおりです。
1 公共交通関連
(1)鉄道鉄道
長距離区間の全ての旅客鉄道サービスを停止(公共及び民間問わず)。また,メトロレール,ハウトレインを含む全ての通勤鉄道サービスも停止。
(2)航空
・リスク国のカテゴリーに関係なく,全ての国際線及び国内線を禁止。
・必須の航空貨物のみ許可されるが,高リスク国からの貨物は消毒する必要がある。
(3)海上
・旅客船の寄港は禁止。必須貨物のみ8つの海港で許可されるが,高リスク国からの貨物は消毒する必要がある。
(4)ミニバスタクシー,メーター制タクシーと配車サービス
・必要なサービス労働者と,移動を許可された労働者に限り利用することが許可される。移動に許される時間は,5時から9時,そして16時から20時までの間である。また,輸送終了後は車両を消毒する必要がある。
(5)バス
・バスの運行は制限付きとなり,必要なサービス労働者と,移動を許可された労働者に限り利用することが許可される。
・ロックダウン期間中は,旅客の陸上越境は全て禁止。
・近隣諸国との必需品の越境貨物輸送は継続。
2 警察関連
(1)警察は3月26日午後11時59分から,街頭活動を強化し,徒歩パトロール,通行規制及び車両検問を実施する。
(2)通行規制は州及び国道にて,コミュニティ及び居住エリアの警察セクター(当館注:警察署の管内は,更にいくつかの警察セクターに分かれている。)ごとに行われる。
(3)葬儀以外の集会はあってはならず,葬儀参加者は50人までとする。葬儀であっても通夜は禁止される。
(4)酒類販売は厳に禁止。また,酒類の搬送も厳に禁止される。
(5)規定に抵触した者には,罰金又は6ヶ月を超えない範囲での禁固,もしくはその両方が課せられる。
(6)外出しても良いのは,規定にある医療受診,食糧その他の物品等,必要不可欠なサービスを受ける場合のみ。
(7)法を尊重せずに従わなければ非常事態宣言に繋がることを警告。
3 飲食店,観光関連等
(1)すべてのレストラン,カフェ,バー,コーヒーショップは,21日間のナショナル・ロックダウンに準拠する必要があり,これらのサービスプロバイダーは,ロックダウン中に必要不可欠なサービスと認められたリストに含まれておらず,営業が許可されていないため,閉鎖する必要がある。
(2)すべての食品配達サービスも,ナショナル・ロックダウンの21日間,営業を停止する必要がある。
(3)すべての観光関係者,特に宿泊施設のオーナーに対し,帰国便が手配されていない宿泊客は,(当該施設から)立ち去らないよう,協力することを要請。また,ツアーオペレーターとツアーガイドに責任を持って行動するよう呼びかけ,1人または複数の人が検査で陽性であるにもかかわらず,国内でツアーを続行するような危険な状況を回避する。
(4)政府の指示に従い,南ア市民だけでなく観光客自身も保護するため,すべての観光名所を閉鎖する必要がある。
4 新たな情報が分かり次第連絡します。皆様におかれては,政府の発表に注意しつつ,26日(木)の深夜からのロックダウンに備えるようお願いします。期間中は旅券等身分証の携帯を心がけて下さい。
●在南アフリカ日本国大使館
HP: http://www.za.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
住所: 259 Baines St, Cnr Frans Oerder St, Groenkloof, Pretoria
電話: +27 12 452 1500 領事・警備