2014.10.31
インド:11月の祝祭及び12月の休暇シーズンに向けての注意喚起
在インド日本国大使館より
1 ディワリの祝日明けの10月24日(金)夜、デリー市東部のウッタル・プラデシュ(UP)州との州境に近いトゥリロークプリにおいて、ヒンドゥー教徒とイスラム教徒の衝突事件が発生し、多数のけが人が出るとともに数十人の逮捕者が出ました。
2 また、インド国内の各州においてはヒンドゥー教徒とイスラム教徒によるコミュニテ ィ間の争いから暴力に発展する事件が頻繁に発生しています。
3 11月4日(火)はイスラム教のムハッラム(Muharram)の祝日に当たりますが,当日は、インド全土のモスク、催し物会場、マーケット等で普段以上に多数の人で混雑することが見込まれ、場所によっては宗派間の衝突による暴力事件等不測の事態が発生しないとも限りません。
4 また、11月6日(木)はシーク教の祝日に当たる他、12月にはクリスマスがあり、その後学校、企業などが年末年始の休暇シーズンに入ることから、それぞれ多数の人が国内を移動すると見込まれます。
5 つきましては、在留邦人の皆様、インドに渡航中の皆様におかれましては、モスク、寺院、催し物会場、マーケット等、駅、空港など多数の人が集まる場所には用事のない限り近づかないようにする、繁華街やオールド・デリーなどのイスラム教徒が多く集まる観光地区等への外出が必要な場合は、滞在を必要最小限とするなど、人混みで不測に事態に巻き込まれないよう、周囲の状況に注意を払うとともに、最新の治安情報を入手して、ご自身及びご家族の皆様の安全対策に十分心がけてください。
6 テロ等対策に関しては、外務省海外安全ホームページに掲載されている以下の情報も併せてご参照ください。
(1)パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策 Q&A」
(2)パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」