2014.10.27
パキスタン:邦人被害のガンポイント(強盗容疑)発生に伴う注意喚起
在カラチ日本国総領事館からのお知らせ
(内容)
1 10月21日(月)午前6時40分ころ、カラチ市内コランギ地区の路上(メイン・コランギ・インダストリアル・ロード)において、自動車に乗車した邦人男性1名がオートバイに乗った男からけん銃を向けられるという事件が発生しました。
2 事件の概要は以下のとおりです。
被害者が上記通りの中央寄りを自家用車(ワンボックス車、ガードマンあり、後部座席はメッシュのカーテンによる目隠しあり)でランディ地区方面に進行していたところ、右側方に男性が2人乗りしたオートバイ1台が並走してきた。オートバイの後部の男がけん銃を車内に向けて構えたことに気づいた運転手が速度を上げて逃げ始め、ガードマンがけん銃を抜いて構えたところ、それ以上は追いかけて来なかった。
3 本件は、その状況から犯人が強盗を企て未遂に終わったものと思われます。被害者は上記の対策のほか、車列を組んで移動するなど各種安全対策をとって移動していましたが、同所では強盗事件が多発していますので、治安情勢の悪い地区を通行する場合は、引き続き、当地での安全上の基本対策を励行していただくとともに、狙われた場合の対応等を想起して危機管理を徹底しておいてください。
4 なお、同種事案では、犯人に抵抗し発砲を受けるという事件も発生しています。不幸にも犯人に足止めされ、金品を要求された場合は、抵抗することなく犯人の要求に従ってください。所持金品に執着すると思わぬ結果をもたらし得ますので、特にご留意願います。