2020.03.20
ベナン コトヌ空港から入国する全ての渡航者に対して14日間の強制隔離(2020年3月19日~)
・17日深夜,ベナン政府の臨時閣議により,19日以降,2週間の予防対策措置として,コトヌ空港からベナンに入国する全ての渡航者の全員に対し強制的に14日間の隔離検疫が行われることが決まりました。
・到着便から上陸する全ての渡航者に適用され,隔離検疫を逃れた者には刑事・民事罰則が適用されると説明されています。
・本強制隔離は義務であり,外交・公用旅券保持者も除外されないとの説明を受けています。
ベナン政府が臨時閣議で決定した強制隔離対策について,政府機関や当地ホテルに対し照会し,口頭にて聴取した内容は以下となります。現時点では,コトヌ空港内に強制隔離を通知する掲示は見られません。
1.19日以降,コトヌ空港到着便から入国する全ての渡航者に対し,空港検疫・入国審査通過の際,係員から口頭で説明がなされ,荷物を受け取った後,駐車場に停車した大型バスに案内されます。
2.渡航者は大型バスにより順次ベナン政府が留保した市内のホテル(注)に移送され,14日間,当該ホテルの寝室に隔離され,滞在することになります。規制区域外への外出,外部との面会は原則認められていません。
3.到着したホテルの中で残室の範囲内で部屋のタイプを選ぶことが可能ですが,宿泊を含め隔離の費用は,外国人の場合は全額渡航者負担と決まっており,支払うことになります。なお,予約したホテルに移送されるとは限りません。
4.本隔離検疫措置は,19日から急遽適用され,渡航者の自宅や予約した宿泊施設による自己隔離は認められていません。また,19日15時時点で,ベナン政府の回章や説明紙は一切公開されておらず,現場で係官が口頭で説明する形がとられています。今後,文書が発表され次第,追ってお知らせします。
5.14日間の隔離検疫期間中は,毎日の体温測定や問診が義務付けられており,疑い例の発症が確認される場合,CPR検査がなされ,陽性となる場合には政府の強制隔離施設に移送されることが決まっています。
(注)19日時点で,Golden Tulip,IBIS,Benin Royal Hotel,AZALAI,Nobila Airport Hotel,Hotel du Lac,Le Chant d‘Oiseau,Sun Beach Hotel,Atlantic Beach Hotelの合計9か所のホテルが使用されていることを確認しました。
(現地大使館連絡先)
○在ベナン日本国大使館
住所:Zone Residentielle de Cotonou sis a Djomehountin, 12eme arrondissement, COTONOU, BENIN(郵便物宛先:Ambassade du Japon 08 B.P.283 Tri Postal, Cotonou, Benin)
電話:(市外局番なし)21-30-59-86 (執務時間外・緊急の場合)97-97-56-99
国外からは(国番号229)21-30-59-86
FAX:(市外局番なし)21-30-59-94
国外からは(国番号229)21-30-59-94
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