2014.10.27
インドの大気汚染と粒子状物質(PM10及びPM2.5)について(その3)
在インド日本国大使館より
1.インドでは,例年,雨期が終わり気温の低下する時期から,大気汚染が顕著となる傾向にあります(出典1)。また、Diwali前後の時期には、爆竹の使用により、粒子状物質(PM10 およびPM2.5)を含む各種大気汚染物質の濃度が高い状態となる傾向があり,注意が必要です。
2.一般的な対策
大気汚染対策として,汚染の激しい時には,一般的に以下の方法が考えられます。
(1)不要不急の外出を控える。
(2)外出時にマスクを着用する(「N95」という規格を満たしたマスクは,PM2.5を95%以上遮断する)。
(3)屋内では空気清浄機等を使用する。
3.なお,インドにおける大気汚染物質の濃度については,以下のような情報サイトがありますので,お伝えいたします。
(1)デリー準州政府汚染制御委員会によるリアルタイム大気質データ
デリー市内数か所の観測点における,各種大気汚染物質(PM10、PM2.5等)の測定値が表示されます。
http://www.dpccairdata.com/dpccairdata/display/index.php
(2)インド熱帯気象研究所(地球科学省)大気質気象予測システム(SAFAR)
デリー市内10か所の観測点における,各種大気汚染物質(PM10、PM2.5等)の測定値および,翌日,3日後の予測値が表示されます。
http://safar.tropmet.res.in/
(3)当地アメリカ大使館及び各総領事館のリアルタイム大気質データ
デリー,ハイデラバード,コルカタ,チェンナイ,ムンバイの各都市1か所におけるPM2.5 の観測結果が,アメリカ式の大気質指数(AQI)で表示されます。
http://newdelhi.usembassy.gov/airqualitydataemb.html
(以下のサイトで,アメリカ式AQIからPM2.5濃度への変換が可能)
http://airnow.gov/index.cfm?action=resources.aqi_conc_calc
(出典)
1.Central Pollution Control Board (CPCB) 年次報告(2010-2011)
http://www.cpcb.nic.in/upload/AnnualReports/AnnualReport_41_Annaul_Report _2010_11.pdf
(参考資料)
1.在インド日本国大使館ホームページ「大気汚染関連情報」)
http://www.in.emb-japan.go.jp/Japanese/pollution_info.html
2.環境省ホームページ
微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報
http://www.env.go.jp/air/osen/pm/info.html
微小粒子状物質(PM2.5)に関するよくある質問(Q & A)
http://www.env.go.jp/air/osen/pm/info/attach/faq.pdf
(問い合せ窓口)
○外務省領事サービスセンター
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
(外務省関係課室連絡先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
〇外務省 海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp
(携帯版) http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp