2020.03.19
クロアチア 一時的に国境を閉鎖(2020年3月19日00:00から30日間)
●3月18日,クロアチア政府は,EUへの入域制限に関する欧州委員会の提案を受けたクロアチア政府の措置について,クロアチア国境における一時的な移動禁止措置を発表しました。
●3月18日,クロアチア政府は,新型コロナウイルス感染症対策として,一部サービス業や飲食店の営業中止等,市民の社会生活に関わる措置等を発表しました。
●クロアチア政府は,新型コロナウイルスに関する情報を提供するウェブサイトを開設しました。また,新型コロナウイルスに関する専用ダイヤルとして,113番を開設しました。
○18日午後6時,ボジノビッチ副首相兼内務相は,クロアチア国境における一時的な移動禁止措置を発表しました。この措置は,19日0時より30日間,実施されます。
これにより,原則,クロアチアの国境の移動はできなくなりますが,同内務相は,EU加盟国市民は出身国に,クロアチア国民はクロアチアに戻ることができるとしています。また,医療従事者,外交官,職務執行中の警察官や乗換え旅客等は,この禁止措置の適用外となるとのことです。
○また,同日,クロアチア政府は,新型コロナウイルス感染症対策として,次の措置を発表しました。この措置も,19日0時より30日間,実施されます。
1 社会生活に関する措置
・全ての公の行事及び集会のキャンセル
・社会の日常的機能に真に必要とされないサービス業(サウナ,プール,ディスコ,美術館等)の営業中止
・飲食店は,食物の準備・宅配,公共食堂(当館注:炊き出しのような社会福祉目的のもの)を除き,営業中止
・商店は,食品・衛生用品を扱う店,薬局,ガソリンスタンド,パン屋,整形外科用具,ベビー用品及び動物用飼料の販売専門店舗を除き,営業中止
・客と直接的な接触のあるサービス業(美容院,理髪店,ネイルサロン,マッサージ等)の営業中止
・ジム,フィットネス,スポーツ・センター,レクリエーション・センターの営業中止
・全てのスポーツ競技会とトレーニングの中止
・展示会,ショー,見本市,ダンス教室,子供向けワークショップ,その他のワークショップ,宗教的な集会の中止
2 労使関係に関する措置
・雇用主は,被雇用者間の距離をできるだけ確保する,定期的に施設を検査する,衛生を強化する,施設の日々の清掃手段を確保する,消毒剤を用いたチェックポイントを用意する,定期的に(被雇用者に)情報を提供する必要がある。
・雇用者は,可能な場合には在宅勤務を確保し,会議を中止またはテレビ会議を実施する義務がある。 出張は中止し,急性呼吸器疾患のある労働者は出勤させてはならない。
・これら措置の実施については監督が行われる。
○クロアチア政府は,新型コロナウイルスの感染状況や政府の対策等に関する情報を提供するウェブサイト「KORONAVIRUS.HR」(クロアチア語)を開設しました。
(URLはこちら:https://www.koronavirus.hr/najnovije/ukupno-69-zarazenih-u-hrvatskoj/35)
また,新型コロナウイルスに関する専用ダイヤルとして,113番を開設しました。
【参考情報】
1 新型コロナウイルス感染症に備えて ~一人ひとりができる対策を知っておこう~(首相官邸)
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html
2 新型コロナウイルス感染症に関する情報リンク(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
3 クロアチア市民保護本部ウェブサイト
https://civilna-zastita.gov.hr/
4 クロアチア公衆衛生局
https://www.hzjz.hr/priopcenja-mediji/koronavirus-najnoviji-podatci/
【問い合わせ先】
在クロアチア日本国大使館 領事班
住所:Boskoviceva 2, 10000 Zagreb, Croatia
電話:+385-(0)1-4870-650
ファックス:+385-(0)1-4667-334
メール:consul@zr.mofa.go.jp
ホームページ:https://www.hr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html