2014.10.15
英国:ロンドン・ヒースロー空港でエボラ出血熱の検疫を強化
エボラ出血熱の感染が西アフリカのリベリア、ギニア、シエラレオネの3か国で拡大していることを受け、イギリス政府は、国内での感染拡大を未然に防ごうと、2014年10月14日から、ロンドン・ヒースロー空港(LHR)で検疫を強化し、流行している西アフリカ地域へ渡航した乗客を対象にスクリーニングを開始しました。対象者は質問票へ記入し、必要に応じ体温チェックも行われます。
イギリス政府によると、ヒースロー空港には西アフリカ3か国から直接乗り入れる便はありませんが、西アフリカ3か国から乗り継ぎでイギリスに入国する渡航者の9割近くがヒースロー空港を利用しているということです。
来週にかけて、ロンドン近郊のガトウィック空港(LGW)や、パリやブリュッセルとの間を鉄道で結ぶロンドン・セントパンクラス駅でも検疫強化が始まる予定です。