2020.03.16
ノルウェー 滞在許可のない外国人は入国不可(2020年3月16日08:00~)
●15日,法務公安大臣は記者会見を開き,同日から警察が感染症法に基づいた決定の遵守を徹底すべく保健当局を支援すること,右は,検疫規制やその他の措置に違反した者が罰金や拘禁の処罰を受ける可能性があることを意味する旨発表しました。
●また,同省はプレスリリースで,国境管理の厳格化について,感染症法に基づきノルウェーの滞在許可のない者は入国を認めない旨発表しました。一方で,観光客や外国人が出発できるよう,国際線の空港は開かれたままとなるとしています。
●ノルウェー政府は,ノルウェーに住んでいない旅行者の速やかな出国を要請していること,ノルウェー政府の新型コロナウイルス対策措置は随時更新され今後の措置を予見することは極めて難しい状況であること,欧州各国においても迅速に旅行制限や強制権益等の対策を実施していく可能性は排除されないこと,航空会社のフライトスケジュール変更や減便などが続いていく可能性も排除されないこと等から,旅行等一時滞在の方を含め近くノルウェー出国を予定されている方は,速やかなノルウェー出国をご検討されることを強くお勧めいたします。
●また,引き続きノルウェーに滞在される方は,最新の情報を収集しノルウェー政府が示している規則を遵守するようにしてください。
1 14日夜,ノルウェー法務公安省は,3月16日(月)から行われる国境管理について,概要以下のとおり発表しました。
(1)政府はノルウェー滞在許可を持たない外国人に対して国境を閉じる。滞在許可のない外国人は感染症規制に関する法律に基づき入国を拒否される。
(2)しかし,ノルウェーの空港が閉鎖されることはない。すべてのノルウェー国民,及びノルウェーに居住する者又は就労する者は,引き続き入国することができる。
(3)来週もノルウェーに帰国するノルウェー人のために引き続き旅客機はノルウェーの空港に着陸する。各国の当局に対し,ノルウェー人がノルウェーに帰国できるよう連絡する。他方,多くの国が航空便の規制を課している現下の情勢に鑑みると保障することはできない。
(4)観光客や外国人が出発できるよう国際線の空港は開かれたままとなる。
2 15日午後,モニカ・メーラン法務公安大臣は記者会見を開き,同日から警察が感染症法に基づいた決定の遵守を徹底すべく保健当局を支援すること,右は,検疫規制やその他の措置に違反した者が罰金や拘禁の処罰を受ける可能性があることを意味する旨発表しました。
3 旅行等一時滞在の方を含め近くノルウェー出国を予定されている方は,以下諸点に鑑み,速やかなノルウェー出国をご検討されることを強くお勧めいたします。
(1)ノルウェー政府は,ノルウェーに住んでいない旅行者の速やかな出国を要請していること。
(2)ノルウェー政府の新型コロナウイルス対策措置は随時更新され今後の措置を予見することは極めて難しい状況であること。
(3)欧州各国においても迅速に旅行制限や強制検疫等の対策を実施していく可能性は排除されないこと。
(4)航空会社のフライトスケジュール変更や減便などが続いていく可能性も排除されないこと。なお,スカンジナビア航空は本15日夕刻の記者会見で,16日(月)からの大部分のフライトの停止を発表しました。
4.また,引き続きノルウェーに滞在される方は,最新の情報を収集しノルウェー政府が示している検疫(自宅隔離)などを遵守するようにしてください。
(1)検疫(自宅隔離)が必要な方は,規則に従い,職場や学校に行くこと,国内または海外の長期旅行に行くこと,公共交通機関を利用すること,多くの人々が滞在している場所を訪れること,同居人以外の人との濃厚接触を求めることは避けるようお願いします。
(2)なお,ノルウェーに居住し,スウェーデンとフィンランドを除く他の国を訪問した人は,症状があるかないかにかかわらず,ノルウェーに入国してから14日間の自宅隔離となります。また,ノルウェーに現在滞在しており,過去14日間にスウェーデンとフィンランドを除く他の国を訪問した人も,自宅隔離の対象となります(この政策は遡及効果があり,2月27日以降に到着した全ての人に適用されます。)。
【参考】
ノルウェー法務公安省プレスリリース
https://www.regjeringen.no/en/aktuelt/stricter-border-controls-being-introduced/id2693624/
【問い合わせ先】
在ノルウェー日本国大使館 領事班
電話:(+47)2201-2900
メール: ryouji@os.mofa.go.jp