2020.03.10
スペイン マドリード州全域及びバスク州のビトリア市、ラバスティダ市を「ハイレベル感染地域」に指定
○3月9日,スペイン保健省は,新型コロナウイルス感染者数の急速な拡大を受けて,新たな感染症対策を発表しました。
○これに伴い,マドリード州全域及びバスク州の二つの都市をハイレベル感染地域とし,同地域における全ての教育機関を休校とし,テレワークの利用等柔軟な労働方式を推奨するとともに,生活上の種々の勧告を行いました。
1 3月9日18時現在で,スペインにおける新型コロナウイルスの感染者数が前日比615名増の1,204名に達しました。これを受けて,スペイン保健省は,感染症対策が次の段階に移行したとして,最も感染者数の多いマドリード州全域,及び同州に次いで感染者の多いバスク州のビトリア市及びラバスティダ市を「ハイレベル感染地域」に指定し、以下の措置を実施する事を発表しました。
(1)大学以下の全ての教育機関について,マドリード州は3月11日から15日間,バスク州のビトリア市及びラバスティダ市については3月9日から14日間休校とする(ともに延長の可能性あり)。
(2)当該地域において、テレワーク,フレックスタイム,テレビ会議の利用を推奨する。
(3)スペイン全域に,(ア)高齢者の介護を在宅で行うこと,(イ)慢性の疾患を持つ人は外出を控えること,(ウ)呼吸器の問題や発熱といったコロナウイルス特有の症状を持つ人は自宅に留まり電話で医療機関に相談すること,(エ)個人でできる衛生措置を徹底すること,(オ)不要不急の旅行を控えること,を勧告する。
2 お願い
(1)感染予防対策の徹底
手洗い・咳エチケットの励行,人混みを避ける等の新型コロナウイルス感染に対する適切な対応をお願いいたします。
(2)情報収集
新型コロナウイルスに関する各国の対応策は流動的ですので,スペインをはじめとする渡航先・経由先の保健当局や入国管理当局のほか,利用航空会社等のホームページを参照するなど,最新の情報を十分に確認してください。
3 参考ウェブサイト
(1)外務省海外安全HP
https://www.anzen.mofa.go.jp/
(2)厚生労働省(日本)
○新型コロナウイルスに関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
○感染症情報
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/index.html
○咳エチケット
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000187997.html
(3)世界保健機関(WHO)
○ウェブサイト https://www.who.int/health-topics/coronavirus
○Twitter https://twitter.com/who
(4)スペイン首相府国家安全保障局
https://www.dsn.gob.es/es/actualidad/sala-prensa
(5)国際航空運送協会(IATA) ※最終更新日にご注意ください。
https://www.iatatravelcentre.com/international-travel-document-news/1580226297.htm
(大使館等連絡先)
○在スペイン日本国大使館
電話: +(34)-91-590-7600(代表),+(34)-91-590-7614(領事部直通)
ホームページ:https://www.es.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
○在ラスパルマス領事事務所
電話:+(34)-928-244-012
ホームページ:https://www.es.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000042.html
○在バルセロナ日本国総領事館
電話:+(34)-93-280-3433
ホームページ:http://www.barcelona.es.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html