2020.03.07
ペルー 初の新型コロナウイルス感染者の確認
●3月6日(金)午前,ビスカラ大統領はペルー国内初のコロナウイルス感染者が1名確認された旨の会見を行いました。
●現在まで,ペルーへの入国制限は発表されていませんが,ペルー国内の国際海空港では,中国,韓国,イタリア,日本等に滞在歴のある入国者に対して,検疫が強化する旨発表されています。
●最新の情報を収集するとともに,手洗い,うがい,せきエチケットの徹底など感染予防に努めてください。
1 6日(金)午前に実施されたペルー保健省(MINSA)会見におけるイノストロサ保健大臣の説明は,以下の通りです。
・コロナウイルス陽性が確認されたのは25歳の男性で,スペイン・フランス・チェコへの渡航歴があり26日にペルーに帰国した。
・3月4日に症状が出て私立病院にて受診した。同人の検体をINS(全国保健機構)にて検査したところ,コロナウイルスの陽性反応が確認された。
・現在はリマの自宅にて隔離されており,容態は安定している。
2 6日(金)午前,ペルー保健省によると,入国時におけるコロナウイルス感染にかかる申告措置や入国時の検疫措置等は,既に2月26日付で発表されているものと変更はないとのことです。ペルー保健省が既に発表している同措置の概要は以下のとおりです。
(1)ペルー国内医療機関あるいは空港等での検疫において,問診,体温測定等の診察の結果,新型コロナウイルス感染の疑いがあると判断される場合は,ウイルス検査の実施及び隔離を行う。
(2)感染の疑いがあるかどうかの判断において,呼吸器症状の有無に加えて,日本,韓国,イタリア等の集団感染が発生している国への発症前および渡航前14日以内の滞在歴を重視する。
(3)入国審査において,日本,韓国,イタリア等の集団感染が発生している国への渡航前14日以内の滞在歴を調べ,該当する者へは別室にて体温測定および問診を行う可能性がある。
3 ペルー保健省は,症状が疑われる場合は,以下の緊急窓口(113番)に連絡することを奨励しています。コロナウイルスの症状が疑われる患者より連絡があった場合は,保健省から疫学研究所に連絡し,患者の自宅にて検査を行うとのことです。
【ペルー保健省窓口(スペイン語・英語対応。24時間対応可)】
電話(無料):113番
メール infosalud@minsa.gob.pe
WhatsApp:95284-2623
4 最新の関連情報を報道や下記ホームページ等で収集し,感染予防に努めて下さい。ペルー保健省は以下の措置を奨励しています。
・石けんを用い20秒以上の手洗いを頻繁に行うこと。
・咳やくしゃみをする際はティッシュ等で口鼻を覆い,ティッシュはゴミ箱に捨てる
・洗っていない手で目,鼻,口を触らない
・呼吸器系の症状が出ている人との直接の接触を避ける。
5 なお,万が一,医療機関等に隔離され,援護が必要な場合は在ペルー大使館までご連絡ください。
○参考情報:
・ペルー保健省(スペイン語)
https://www.gob.pe/minsa/
・厚生労働省(日本)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
・検疫所(日本)
https://www.forth.go.jp/topics/fragment1.html
・国立感染症研究所(日本)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/from-idsc/2482-corona/9305-corona.html
・外務省海外安全ホームページ(日本)
https://www.anzen.mofa.go.jp/
【問い合わせ先】
在ペルー日本国大使館 医務部・領事部
Av. Javier Prado Oeste No.757, Piso 16,Magdalena del Mar, Lima
電話:(+51-1)219-9551
Fax :(+51-1)219-9544
consjapon@li.mofa.go.jp
http://www.pe.emb-japan.go.jp/inicio_jp.html