2020.03.06
エクアドル ガラパゴス自治政府における入島制限
●5日午前,エクアドル国内において,新たに3人の感染者が確認されました(累計13人)。
●ガラパゴス自治政府は,咳等の呼吸器系症状を有する者及び中国,韓国,イタリア,イラン,スペイン,メキシコに滞在歴のある渡航者の入島を制限しています。現在まで,日本はその対象ではありません。
●当国入国時の検疫の際に隔離措置を求められ,援護が必要な場合は,在エクアドル日本国大使館までご連絡ください。
1 新たな感染者3人(累計13人)
エクアドル政府によると,いずれも,当国初の感染者と接触があり,既に隔離措置が執られていたとのことです。
(以下,3月4日の配信メールと同内容です。)
2 検疫の状況
エクアドル国内の国際海空港では,中国,韓国,イタリア,イラン,スペイン及びメキシコに滞在歴のある入国者に対して,検疫が強化されています。現在まで日本はその対象国とされていません。
各海空港では,全入国者に対する自動体温測定検査,咳等の呼吸器系症状を有する者への問診等が行われています。
症状を有する入国者に対して執られる措置は,次のとおりです。
(1)入国者の国籍や滞在歴国を問わず,発熱や咳の症状を有する者は,各海空港の検疫施設で診察を受ける。医師の判断により,新型コロナウイルスの検査を要すると認められた場合は,病床のある最寄りの国立医療機関に搬送され,検査結果が判明するまでの間,隔離措置の協力を求められる(陽性の場合は引き続き隔離入院)。
(2)軽症者の場合は,ホテルや自宅隔離とする場合もある。
(3)検査は,グアヤキル市内の国立公衆衛生研究所(INSPI,El Instituto Nacional de Investigacion en Salud Publica)にて行われる。同所での検査には,12時間から24時間を要する。
(4)キト市を含め各地方における検査対象者の検体は,全て,グアヤキル市内の上記研究所に送られ検査される。
3 旅行の際の注意
(1)エクアドル国内の各都市では,予防措置として大規模行事等が中止されています。
(2)当国発着の国際便及び国内便の運行には,現在まで影響がない模様です(最新情報をご確認ください。)。
(3)国外旅行の際は,日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限等をご確認ください(以下5(1)参照。随時更新中)。
(4)ガラパゴス自治政府は,咳等の呼吸器系症状を有する者及び中国,韓国,イタリア,イラン,スペイン,メキシコに滞在歴のある渡航者の入島を制限しています。
4 お願い
(1)予防
新型コロナウイルス感染に対する適切な対応(手洗い,せきエチケットの励行等)をお願いします。
(2)正確な最新情報の収集
不安を煽る虚偽情報等が見受けられますので,ご注意ください。
5 参考ウェブサイト
(1)外務省海外安全ホームページ(日本)
https://www.anzen.mofa.go.jp/
(2)厚生労働省(日本)
○新型コロナウイルスに関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
○感染症情報
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/index.html
○せきエチケット
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000187997.html
(3)世界保健機関(WHO)
○ウェブサイト https://www.who.int/health-topics/coronavirus
○Twitter https://twitter.com/who
(4)エクアドル保健省(スペイン語)
https://www.salud.gob.ec/
【問い合わせ先】
在エクアドル日本国大使館
電話番号:+(593)2-2278-700
https://www.ec.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html