2020.03.04
モザンビーク 北部におけるコレラの流行
●当国カーボ・デルガード州およびナンプラ州でコレラが流行しています。
●手洗いを励行し,加熱していない飲食物を避けるなど,感染予防に努めてください。
1 報道によると,当国カーボ・デルガード州海岸沖の島々で発生したコレラが同州各地に広まり,イボ郡,モシンボア・ダ・プライア郡およびマコミア郡では約300人が感染,20人以上が死亡しています。また同ウイルスはナンプラ州にも広がり,同州ナンプラ市のほか,メンバ郡,モナポ郡,ラルデ郡,メコンタ郡およびリバウエ郡などで約400人が感染,1人が死亡しています。
2 コレラは,コレラ菌に汚染された水や食物を口にすることによって感染します。潜伏期間は数時間から5日間で,主な症状は下痢と嘔吐です。下痢は米のとぎ汁のような白色便になることもあります。発熱や腹痛はほとんどなく,頻回の下痢によって急速に脱水が進行し,意識障害やけいれんを起こし死に至ることもあります。治療は抗生物質の投与と脱水に対する水分補給です。疑わしい症状が認められた場合は早めに医療機関を受診して下さい。また今後感染が拡大する恐れもありますので,感染予防のために手洗いを励行し,カットフルーツや氷,加熱していない飲食物はなるべく避けるようにして下さい。
【問い合わせ先】
在モザンビーク日本国大使館 領事班
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