2020.03.03
ラオス 新型コロナウイルス感染国からの渡航者に14日間の自主観察を推奨
○2日,ラオス保健省は,新型コロナウイルスの感染者が報告された国(以下,感染国)から入国する渡航者について,帰国後14日間は体調の「自己観察期間」とし,同期間中は居所以外での不要不急の活動を避け,他人との接触を避けるように推奨しました。
○保健省は同時に,ラオス国内のすべての事業主に対して,感染国から入国した従業員に対し,入国後14日間は「居所待機」させること等を推奨しました。
○また,ラオスで営業する旅行業者に対して,感染国への団体ツアー旅行の延期及び感染国からの団体ツアー受入れの延期,及び,各県知事等に対して,大規模イベントの延期又は人数制限の検討について推奨する通知等も,併せて発出されました。
○在ラオス大使館では,保健省に対し,14日間の「自己観察措置」や「居所での待機措置」の詳細等を確認しております。関連の情報に引き続き御留意ください。
1 ラオス保健省は,新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者が報告された国からラオスへ入国する渡航者に対して,発熱等の症状がなくとも,14日間の「自己観察期間」を設けるよう推奨しています。同期間中は,居所以外での不要不急の活動や他人との接触を避けること,毎日検温して発熱,咳,のどの痛み又は呼吸困難の症状がないか観察し,症状があればホットライン(166又は020-54066777)へ連絡すること,口・鼻をマスクで覆い,必要な場合にのみ公共の場所に外出することが推奨されています。
2 ラオス保健省は,また,ラオス国内で操業するすべての事業主が,感染国から入国した従業員に対し,入国後14日間は各自の居所内にのみ留まるよう促し,食事等必需品の便宜を図るとともに,各自に検温等の健康状態のチェック,咳エチケット,手洗いを励行させるよう推奨しました。
3 併せて,ラオスで営業する旅行業者に対して,COVID-19の流行が制御可能になるまで,感染国への団体ツアー旅行の延期及び感染国からの団体ツアー受入れの延期を推奨する通知,ラオスの公務員に対して,感染国への用務出張の延期又は中止を推奨する通知,各県知事等に対して,大勢が参加する伝統行事,祭礼,スポーツ大会,各種イベントの延期又は人数制限をすることを推奨する通知,が発出されました。
4 また,ラオス保健省は,一般的な感染予防のためにすべての人に対して,以下を励行するよう呼びかけています。
(1)常に石鹸や清潔な水又は洗浄ジェルで手を洗うこと。
(2)咳やクシャミの症状がある時は,口や鼻をティッシュ又は腕の付け根で塞ぎ,その後ティッシュをすぐにゴミ箱に捨てること。
(3)発熱,喉の痛み又は呼吸困難,咳の症状のある個人との接触を避けること。
(4)特に生鮮市場において,放し飼い又は飼い主のいない動物との接触を避けること。やむを得ずそれら動物と接触した場合は毎回手を洗浄すること。
(5)混雑した場所への移動や他の人との接触を避け,症状がある場合には職場や学校に通勤・通学すべきでないこと。
(6)発熱の症状があるか,又は喉の痛みや呼吸困難,咳等上記の症状がある人を看護する必要がある場合は,口・鼻をマスクで覆うこと。また,マスクの正しい装着方法を確実に知っておくこと。
5 ラオスへの渡航を計画されている方は,引き続き以下の点に注意してください。また,現在在ラオス日本大使館では,保健省に対し,上記通知の内容,特に渡航者及び事業者に求められる自己観察措置及び居所での待機措置の詳細等を確認しております。今後の大使館からのお知らせにも注意してください。
○ 渡航前に自分の体調をよく確認してください。仮に発熱等がある場合は,渡航の中止又は延期を検討してください。
○ 我が国の厚生労働省の発表によると,高齢の方,糖尿病,高血圧等の循環器系疾患や呼吸器疾患等のある方は,重症化しやすいとされています。また,妊娠中の方は,念のため,重症化しやすい方と同様の対応が望ましいとされています。体調に異常がなくても,健康に不安のある方や感染して重症化するリスクのある方は,渡航の是非を医師に相談するなどしてください。
【問い合わせ先】
在ラオス日本大使館領事班
開館時電話:021-414-400~403
閉館時緊急電話:020-5551-4891
メール:consular@vt.mofa.go.jp