2020.02.29
ハンガリー 中国、北イタリア、韓国ソウルからの直行便旅客、シェンゲン区域外から入国するイラン国籍の方に発熱検査を実施
1.ハンガリーにおける状況
(1)現在までのところ,ハンガリー国内においては,新型コロナウイルス感染の確定症例は報告されていません。
(2)なお,日本に停泊中のクルーズ船「ダイアモンド・プリンセス号」に乗船していた3名のハンガリー人乗組員の内,1名につき新型コロナウイルスに感染していることが2月24日に確認され,現在,同人は日本国内の病院に入院中です。
2.ハンガリー政府の対応
(1)中国(1月31日より),北イタリア(2月23日より)及び韓国ソウル(2月26日より)からの直行便の乗客及びシェンゲン区域外より入国するイラン人(2月27日より)に対し,空港にてカメラによる発熱検査が実施されています。
(2)ハンガリー国民に対しては,中国河北省への渡航中止,また,河北省以外の中国,韓国テグ市及びチョンド市,イタリア北部の一部地域に対しへの不要不急の渡航を控えることを勧告しています。
(3)新型コロナウイルスに関する情報提供を行うため,コールセンターが設置されています。電話番号(フリーダイヤル)は,06-80-277-455,06-80-277-456,メールアドレスは,koronavirus@bm.gov.hu です。
(4)2月27日,10項目の注意をハンガリー国民に呼び掛けました。内容は,感染者が多数発生している地域に渡航しない,手洗いを定期的に行うこと(特に多くの人が集まるような場所にいた場合)等となっています。詳細についてはこちらをご覧ください。
3.感染しないための予防方法
感染を予防するためには,先ずは基本的な感染症対策や,健康管理に心掛けることが大切です。日頃からご家庭や職場において,以下のような予防策を励行するようにしてください。
また,報道等により最新情報の入手に努めるようにしてください。
(1)頻繁に手を石鹸で(なければ水だけで)20秒以上かけて洗う。石鹸と水で手洗いできないときは,手指消毒用アルコールによる消毒を行う。
(2)洗っていない手で,眼・鼻・口に触れない。
(3)できるだけ人混みを避ける。また,咳・くしゃみ・鼻水など体調の悪そうな人には近付かない(できれば2メートル以上離れる)。
(4)咳やくしゃみの症状があるときにはマスクを着用する。マスクを着用していないときには,ハンカチやティッシュペーパー,袖,肘の内側等を使って口と鼻を覆う(咳エチケット)。
【参考】
・厚生労働省ホームページ:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
・内閣官房ホームページ:http://www.cas.go.jp/jp/influenza/index.html
・外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
・WHOホームページ:https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019
・欧州委員会ホームページ:https://ec.europa.eu/health/coronavirus_en
在ハンガリー日本国大使館領事部
(住所)1125 Budapest Zalai ut 7, Hungary
(電話)+36-1-398-3100
(FAX)+36-1-275-1281
(E-mail)consul@bp.mofa.go.jp