2014.08.14
ケニア:邦人関係者に対するけん銃使用侵入強盗事件の発生について
在ケニア日本国大使館より
1. 8月10日(日)午後4時00分頃、ナイロビ市内キリマニ地区において、邦人関係者が居住するアパート居室に対し、けん銃を所持した4人組の強盗団(男3、女1)が侵入し、同関係者を縛り上げ、現金・ノートパソコン等貴重品を奪い去る強盗事件が発生しました。
2. 犯行は、同日午後4時頃にアフリカ人女性が同氏の居室を来訪し、玄関に備え付けられたインターフォンを鳴らして「あなた(邦人関係者)の駐車車両が邪魔になって私の車が動かせない。少し動かしてほしい。」等と嘘をついて玄関扉を開けさせ、同女性の背部横に隠れていたけん銃を構えたアフリカ人男性が室内に入れるよう脅し、さらに他2人のアフリカ人男性らが室内に侵入した状況です。
3.在留邦人の皆様におかれましては、「来訪者を装った強盗」に対する現状を認識し、十分に防犯意識を高めていただき、以下の警戒をお願いします。
○ 被害に遭った場合は、決して抵抗しない。
○ 玄関扉外側の照明に留意し、球切れなどは直ちに交換し、視認状況を常時良好なものとする。
○ 扉を安易に開けることなく、ドア・スコープ(のぞき窓)などで十分に来往者及び周辺を確認する。
○ 事前にアポイントのない来訪者、アポイントはあっても面識のない来訪者に対しては特に警戒し、氏名等・来訪目的などを扉越しに確認する。不審点があれば来訪者の会社などに電話で問い合わす。
○ 警備員に対しては、来訪者が訪問した際は容易に敷地内に入れることなく、必ず自らにインターフォンなどで確認を取ってから入れるよう指導する。
○ 特に普段より多額の現金を保管している場合は、情報が漏れている可能性を考慮し、普段以上の警戒を行う。
○ 家族はもとよりメイド等に対しても、防犯対策を指導する。
平成26年8月12日
在ケニア日本国大使館 領事・警備班