2020.02.26
モルディブ 隔離されていた新型コロナウイルス感染疑い例は陰性
●2月6日,中国から帰国したモルディブ人数名をFarukolhufushiの施設に隔離。15日,2名が検査の結果「陰性」で退去。残り1名も症状なし。
2月25日,中国から帰国したモルディブ人2名をFarukolhufushiの施設に隔離。両名ともに症状なし。
1.報道によれば,2月6日,中国本土から帰国したモルディブ人数名が,首都マレ市フルマレ島北部のFarukolhufushiの施設に隔離されましたが,新型コロナウィルスに関係する症状がなく,15日,2名は検査の結果「陰性」と診断され退去しました。残り1名に関する情報は不足していますが,症状はない模様です。
また,25日,中国本土から帰国したモルディブ人2名が,Farukolhufushiの施設に隔離されましたが,症状はない模様です。
2.これまでのモルディブ側の対応は,要約すると以下のとおりです。
(1) 中国への直行便の中止
(2) モルディブ入国前の問診票の配布(空港で回収)
(3) 空港でのサーモグラフィ・カメラ検査
(4) 首都マレ市フルマレ島北部(造成地区Phase2)Farukolhufushiに隔離施設を設置
(5) 首都マレ市のフルマレ病院,ダルマバンサ病院に病室等を用意
(6) 罹患者が確認された国に渡航・在留するモルディブ人の在留登録の励行
(7) 中国・武漢市に滞在中のモルディブ人7名は,インドで隔離され,検査の結果「陰性」と診断され,2月18日帰国
(8) モルディブ保健庁は,24時間対応のコールセンター「1676」を設置
(9) 2月3日より,当面の間,中国国内に滞在・トランジットをした外国人渡航者のモルディブへの入国を拒否しています。
(10) 首都マレ市のインディラガンジー病院(IGMH)で検査が可能となるよう体制を整備
3.一部の航空会社は,運航を見直し(運休,機体の変更)しており,移動の際には注意が必要です。
4.日本の厚生労働省は,新型コロナウィルス感染症に関する情報を提供しており,「帰国者・接触者相談窓口」を設置しています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
5. 日本の外務省は「感染症危険情報」を発出し,以下の国・地域への渡航を再考するよう呼びかけています。
(1)2月14日,中国における新型コロナウイルスの発生(一部地域の感染症危険レベルの引き上げ)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_009.html#ad-image-0
●中国湖北省全域
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●中国浙江省温州市
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引き上げ)
●上記以外の中国
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
(2)2月25日,韓国・大邱広域市及び慶尚北道清道郡に対する感染症危険情報の発出
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_003.html#ad-image-0
【危険度】
●大邱広域市及び慶尚北道清道郡
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(新規)
4. 当館からのお願い
●在留邦人の皆さまにおかれましては,十分ご注意の上,引き続き関連情報の入手に努め,手洗い等を励行し,感染防止に努めてください。
●3か月以上滞在される方は,「在留届」の届け出を,ご旅行の方は「たびレジ」登録を,お願いいたします。また,ご近所の方や同僚の方で,まだお済みでない方がいれば,恐縮ですがご案内いただけますよう重ねてお願いいたします。
(連絡先)
在モルディブ日本国大使館
電話:+960-3300087
夜間・緊急:+960-7788492又は+960-7788471
電子メール:ryoujimale@mo.mofa.go.jp