2020.02.26
オーストリア 初の新型コロナウイルス感染が確認
○25日(火),オーストリア国内で2名の新型コロナウイルス(COVID-19)感染の確定症例が報告されました。
〇オーストリア政府はイタリア・ロンバルディア州とヴェネト州の各市町村及び韓国の大邱(テグ)広域市及び慶尚北道に対して,新型コロナウィルス蔓延を理由に「渡航中止・避難」を求める危険レベル5を発出しました。
○オーストリア国内ではインフルエンザが流行中のため,手洗い,人混みを避ける等の感染予防に努めてください。
オーストリアにお住まいの皆様及び
たびレジ登録者の皆様へ
1 今月25日(火),プラッター・チロル州首相は記者会見を開き,チロル州で2人が新型コロナウィルス(COVID-19)に感染したことが確認された旨発表しました。プラッター首相によると,2人はインスブルック市に居住するイタリア・ロンバルディア州出身のイタリア人(2人とも24歳)で,感染の症状があったために自ら当局に申し出た後,検査で陽性が判明しました。現在,2人はインスブルックの病院で隔離されています。オーストリアで新型コロナウィルス感染が確認されたのは初めてです。
2 また,オーストリア外務省は24日,イタリア政府が外出禁止措置をとったロンバルディア州とヴェネト州の各市町村及び韓国の大邱(テグ)広域市及び慶尚北道に対して,新型コロナウィルス蔓延を理由に「渡航中止・避難」を求める危険レベル5を発出しました。
なお,日本に対しては新型コロナウイルスを理由とする渡航情報は発出されておらず,また,日本からオーストリアへの渡航者に対する入国制限は課せられておりません。
3 新型コロナウイルスは風邪と同様にせきやくしゃみなどの飛沫で感染するとされていますので,手洗い,人混みを避ける等の基本的な感染症対策に努めてください。
ただし,当国では覆面禁止法によりマスクの着用が禁止されており,新型コロナウイルス感染予防のためのマスク着用について新聞社から見解を問われた当国内務省は,健康上の理由によりマスクを着用する場合には原則として医師の診断書が必要である旨回答しておりますので,ご注意ください。
4 また,オーストリア国内では昨年12月以降季節性インフルエンザ及び類似の風邪が流行しており,国全体で約20万人以上が感染しています。新型コロナウイルスだけでなく,インフルエンザの予防にも努めてください。
【参考】
■ オーストリア保健省
〇新型コロナウイルス情報(独語)
https://www.sozialministerium.at/Services/News-und-Events/Neuartiges-Coronavirus-(2019-nCov).html
〇新型コロナウイルス・ホットライン(独語・英語)
Infoline Coronavirus: 0800 555 621 (月-金,9:00-17:00)
ウェブサイト:https://www.ages.at/themen/krankheitserreger/coronavirus/
■ 日本厚生労働省
〇新型コロナウイルス関連情報
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
○新型コロナウイルスに関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
■ 世界保健機関(WHO)
○ウェブサイト:https://www.who.int/health-topics/coronavirus
(問い合わせ先)
○在オーストリア日本国大使館
住所:Hessgasse 6, 1010 Vienna, Austria
電話: (市外局番01)531920
Fax: (市外局番01)5320590
ホームページ:https://www.at.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html