2014.07.08
アメリカ:欧州、中東、アフリカの国際空港で電子機器の持ち込み保安検査を強化
米運輸保安局(TSA)は2014年7月6日、米国への直行便が就航する欧州、中東、アフリカの国際空港で保安検査を強化すると発表しました。
検査の概要は携帯電話などの電子機器の電源チェックを実施し、電源が入るもののみ機内持ち込みを認めるとしています。電源が入らなければその電子機器は機内に持ち込めず、旅客自身も追加の保安検査を受ける可能性があり、場合によっては搭乗を拒否される可能性もあるということです。スマートフォンなどの電子機器のバッテリー切れには十分ご注意ください。
強化対象の空港は米国外の空港で具体的に明かされていませんがロンドン・ヒースロー空港(LHR)、パリ・シャルル・ド・ゴール空港(CDG)は対象空港となっております。今のところ米国内の空港は対象外となっております。
今回の保管強化は国際テロ組織アルカーイダ系の武装組織が保安検査で検知されない新型の爆発装置を開発している可能性が判明したための措置となります。
この強化で保安検査にかかる手間や時間が増え、当該地域の国際空港では混乱が予想されますので、空港へは余裕を持ってお出かけください。
◆Transportation Security Administration (TSA)ホームページ
http://www.tsa.gov/press/releases/2014/07/06/enhanced-security-measures-certain-airports-overseas