2020.02.15
ペルー 各地で大雨による被害が継続して発生
・ペルー全国で大雨による被害が継続して発生しており,クスコ・アレキパ・プーノ・マドレ・デ・ディオス州(マヌー国立公園)等の観光ルートを含む地域でも土砂崩れ・河川の氾濫等の被害が出ています。
・ペルー通商観光省クスコ事務所(DIRCETUR)より,クスコの旅行代理店等に対し,長期化する降雨により土砂崩れや河川の氾濫等が様々な地域・観光ルートで発生しているため,観光客の安全を適切に確保するよう注意喚起が発出されています。
・今後も被害が継続・拡大することが予想されますので,最新の気象情報等関連情報の収集に努め,災害や事故に巻き込まれないよう十分な注意を払い,安全確保に努めてください。
1 ペルー全国で大雨による被害が継続して発生しており,クスコ・アレキパ・プーノ・マドレ・デ・ディオス州(マヌー国立公園)等の観光ルートを含む地域でも土砂崩れ・河川の氾濫等の被害が出ています。
2 2月9日(日),ペルー通商観光省クスコ事務所(DIRCETUR)により,現地旅行代理店等に対し,長期化する降雨の影響で土砂崩れや洪水が様々な地域・観光ルートで発生しているため,観光客の安全を適切に確保するよう注意喚起が出ています。
3 また,iPERU(ペルー貿易観光促進庁旅行者支援インフォメーションセンター)によると,マチュピチュへの観光ルートは通常通り機能しているものの,水力発電(Central Hidroelectrica Machu Picchu)を経由したルートは土砂崩れ・河川の氾濫等の危険があるので使用しないようにしてくださいとのことです(同ルートは,STAND BY MEルートとしても知られている線路沿いを徒歩及び車両で通行するルートですが,ペルー文化省によって適切に管理されておらず,非常に危険ですので,大雨等のリスクがない場合も使用しないようにしてください)。
また,サンタ・テレサ,サルカンタイ(ビルカバンバ山脈最高峰)のトレッキングルート,セルバ入り口まで行くインカ・ジャングルツアーの利用も控えるように注意しています。
なお,クスコからピサックへの道路はキタマヨ川の氾濫の影響で封鎖されている状況とのことです。
4 ペルー政府は,豪雨やそれに伴う河川の氾濫・洪水・地滑り等で甚大な被害が出ている地域(タクナ州・ピウラ州・トゥンベス州・ランバイェケ州・カハマルカ州・アンカシュ州・クスコ州・ワンカベリカ州・アヤクチョ州・アプリマック州・プーノ州・アレキパ州・モケグア州・アマゾナス州の一部地域)に対し,必要かつ迅速な対処を行うため,非常事態宣言を発出しています。
5 ペルーに渡航・滞在を予定されている方は,下記を参考に最新の気象情報等関連情報の収集に努め,災害や事故に巻き込まれないよう十分な注意を払い,安全確保に努めてください。
【今後大雨が継続する場合の対応】
(1)報道及び関係機関から最新の情報を収集する。
(2)大雨等による被害が予想される場合には渡航・外出を控える。または,日程・移動経路・移動手段・訪問地を変更する等,災害や事故に巻き込まれないようする。
(3)万が一巻き込まれた際は,現地当局からの避難勧告や指示に従う。また,安否等の状況について日本の家族及び当館に連絡する。
(4)大雨の降雨後も地盤のゆるみに伴う土砂崩れ等の二次災害にも十分注意する。
(5)被害が発生している地域においては,治安悪化の可能性にも十分注意する。
(6)被災地では,インフラの破壊(電気や水など),物資供給不足,各交通機関の乱れ,電話等通信網の断絶等が発生しているおそれがあるため,被災地への訪問は,情報収集を行いつつ慎重に検討する。
【参考:関係機関ウェブサイト・連絡先】
INDECI(ペルー国家防災庁)(スペイン語のみ)
・ホームページ:https://www.indeci.gob.pe/
・ツイッター(ホームページより速報性が高い):https://twitter.com/indeciperu
iPeru(ペルー貿易観光促進庁旅行者支援インフォメーションセンター)(英語可・24時間対応)
・TEL:(01)574-8000
・WhatsApp:94449-2314
・メール: iperulimapto@promperu.gob.pe
【問い合わせ先】
在ペルー日本国大使館 領事部
Av. Javier Prado Oeste No.757, Piso 16,Magdalena del Mar, Lima
電話:(+51-1)219-9551
Fax :(+51-1)219-9544
consjapon@li.mofa.go.jp
http://www.pe.emb-japan.go.jp/inicio_jp.html