2014.06.23
パキスタン:主要都市における集会又は抗議デモ発生の可能性についての注意喚起
在パキスタン日本国大使館からのお知らせ
(主要都市における集会又は抗議デモ発生の可能性についての注意喚起(その2:6月23日午前9時30分現在))
1.6月20日付け「大使館からのお知らせ」で既にお伝えしております、パキスタン・大衆運動(PAT)代表のパキスタン来訪に伴い、現地警察当局より以下の内容を確認しましたので、お知らせいたします。
(1)PAT代表は当初イスラマバード空港に到着の予定であったが、当局からの着陸許可がおりず、ラホール空港へ目的地を変更しました。また、イスラマバード空港が所在するラワルピンディーでは、空港周辺を中心にPAT支持者によるデモ・集会が行われております。また、イスラマバード空港への立ち入り及びラワルピンディーからイスラマバードへの入域については、大幅な立ち入り制限が実施されています。
(2)ラホール空港及び市内の状況については、状では特に大きな規制等は実施されておらず、デモ・集会の発生も特に確認されておりません。ただし、PAT代表のラホール空港到着に伴い、今後イスラマバード空港と同様にPAT関係者によるデモや集会が発生することが予想され、状況によっては空港施設やラホール市内においても立ち入り制限が行われる可能性があります。
2.つきましては、邦人の皆様におかれては、累次の「お知らせ」にてお伝えしているとおり、不測の事態に巻き込まれることのないよう以下諸点を参考に、十分注意した行動を心掛けるようお願いします。
(1)当地の各種報道等より最新の安全情報を入手するようにし、安全な行動を心掛ける。
(2)集会やデモが行われている場所には、決して近づかない。
(3)移動途中等に集会やデモに遭遇した場合には、速やかにその場から離れる。
(4)攻撃の標的となりやすい場所(宗教関連施設、軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、国連関係機関、政府機関、米国系有名ホテルや ファースト・フード店を含む欧米関連施設、多数の欧米系の外国人が出入りする店舗等)にはできる限り近づかない。また、車両等で移動する際にも同種の場所を避けるように心掛ける。
(5)レストラン、マーケット及びバス停など人が集まる場所での用事は、短時間で効率的に行うとともに、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知した場合には速やかにその場から離れる。
(6)空港利用を利用する場合の注意点は次の通りです。
(ア)空港利用者以外の空港への接近については、必要最小限にする。
(イ)自宅や会社等から空港へ出発する前に、空港等の最新の状況を確認するように心掛ける。
(ウ)空港を利用する場合には、日頃より時間に余裕を持った行動を心掛ける。
(エ)空港入場の際には車両渋滞等の混雑が予想されることから、入場待ち等の際には周囲の状況を警戒し、不審な状況を察知した場合には、その場から直ちに離れるようにする。
3.地域によりますが、場合によっては携帯電話サービスの利用制限が実施される可能性も考えられますので、他の連絡手段(固定電話、インターネット等)の確保についてもご留意願います。
○当館ウェブサイト:
http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm
○外務省海外安全情報ウェブサイト(パキスタン):
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=011#header
○ 緊急連絡先:(+92-0)51-9072500