2020.02.08
マリ モプチ州におけるクリミア・コンゴ出血熱の発生
マリ中部モプチ州地方保健局によれば,モプチ州ドゥエンザ圏ケラ(Kera)において,クリミア・コンゴ出血熱が発生し,14名の疑い患者のうち7名が死亡しております。
モプチ州におきましては,「海外安全ホームページ 危険情報」により「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。」に指定しております。よって,厳に渡航は止めてください。
1 クリミア・コンゴ出血熱の発生状況
マリ・保健社会問題省が発表した疫学週報(1月27日から2月2日)によれば,出血熱(クリミア・コンゴ出血熱以外の出血熱も含む。)の疑い患者がマリ中部モプチ州にて14名との報告です。
モプチ州地方保健局によれば,モプチ州ドゥエンザ圏ケラ(Kera)において,クリミア・コンゴ出血熱が発生し,14名の疑い患者のうち7名が死亡しております。
2 海外安全ホームページ危険情報
モプチ州におきましては,「海外安全ホームページ 危険情報」により「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。」に指定しております。よって,厳に渡航は止めてください。
3 クリミア・コンゴ出血熱について
(1)感染源
ウイルスを保有したマダニに咬まれたり、ウイルスに感染した動物(特にヒツジなどの家畜)や人の血液等に接触することにより感染します。中国西部、東南アジア、中央アジア、中東、ヨーロッパ、アフリカで発生がみられます。
(2)症状
2~9日の潜伏期間ののち、発熱、関節痛、発疹、紫斑(出血)、意識障害などの症状がみられます。症状出現後2週間ほどで約30%が死亡します。回復する場合は、症状出現後9~10日で症状が改善します。
(3)治療方法
特別な治療法はなく、症状に応じた治療が行われます。
(4)予防方法
ワクチンや予防する薬はありません。
草の茂ったマダニの生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボンを着用し、素足でのサンダル履き等は避けるなど、ダニに咬まれないよう注意してください。また、家畜にむやみに触れないよう心がけてください。
(参考情報)
厚生労働省検疫所
https://www.forth.go.jp/index.html
国立感染症研究所
https://www.niid.go.jp/niid/ja/
(問い合わせ先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)5367
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903
○外務省 海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/
(携帯版) http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp
(現地大使館連絡先)
○在マリ日本国大使館
住所:Avenue du Mali,devant le Ministere de l’Economie et des
Finances, Hamdallaye ACI2000, Bamako Mali
電話(市外局番なし)4497-9220
国外からは(国番号:223)4497-9220
FAX:(市外局番なし)4490-4947
国外からは(国番号:223)4490-4947
緊急携帯電話(夜間、休館日):(市外局番なし)6675-3326
国外からは(国番号:223)6675-3326
ホームページ:http://www.ml.emb-japan.go.jp/j/index.html