2020.02.03
ブルガリア 新型コロナウイルス対策で入国時の検疫を強化
ブルガリア保健省は,中国やその他感染事例が確認されている国から渡航する者に対し,ブルガリア入国時の検疫を強化する旨発表しました。日本においても感染事例が複数確認されていることから,日本からブルガリアへの入国者もその対象となる模様です。
1 ソフィア,ヴァルナ,ブルガスの各空港に到着した旅行者でそれらの国から渡航する者はサーマルカメラにより体温測定された上で,発熱やその他症状がある者は近隣医療機関へ搬送され,診断結果が新型コロナウイルス感染の場合は14日間の隔離措置,陰性診断の場合も14日間の在宅経過観察措置がとられる由です。また,ブルガリア外務省はブルガリア国民に対し,中国への渡航中止を勧告しています。
2 現時点でブルガリア国内において新型コロナウイルスの感染症例は確認されていませんが,今後も最新情報に留意するとともに,以下の感染予防に努めてください。
・石けんを使用した手洗い乃至アルコール除菌液の使用(石けんの場合30秒が目安)
・洗っていない手で目,鼻,口を触らない
・症状のある人との至近距離での接触を避ける
・症状があるときは外出しない
・咳やくしゃみをする際はティッシュやハンカチで口鼻を覆い,ティッシュやハンカチが無い場合は手のひらではなく,腕全体で口鼻を覆う
・多くの人が触った物(ドアノブ等)をこまめに拭く,又は消毒する
3 なお,最近ソフィア市内において,本件新型コロナウイルスに関連して,アジア人をからかったり差別したりするようなことが起きています。予期せぬ事故に巻き込まれないよう,御留意ください。また,同様の事案に遭われた場合には大使館まで御連絡ください。
(お問い合わせ窓口)
在ブルガリア日本国大使館領事警備班
電話:(国番号359)2-971-2708(代)(24h)
e-mail : consul.jpn-emb@sf.mofa.go.jp
HP:http://www.bg.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html