2020.02.03
ケニア 2月3日現在、流行地からの外国人入国に関して制限はありません
・昨年末に中国・武漢市で確認された新型コロナウイルスによる肺炎が世界各国に拡がっています。
・世界保健機構(WHO)が緊急事態宣言(PHEIC)を発出し、国際的な対応が必要となっています。
・我が国外務省は中国全土へ不要・不急の渡航を避けるよう勧告しています(感染症危険情報レベル2)。
・ジョモ・ケニヤッタ国際空港では水際対策を強化しています。
・現在ケニアでは複数の疑い症例が報告されていますが、まだ確定症例の報告はありません。
1.現在の状況
昨年末から中国湖北省武漢市を中心に新型コロナウイルスによる肺炎が発生し、罹患者の規模と範囲が拡大し続けています。WHOは「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態:PHEIC」を宣言し、世界各国に国際的協力を求めています。2月3日現在、ケニアでは公式に発症患者は確認されていません。
2.ケニア政府の対応
現在,首都ナイロビに所在するジョモ・ケニヤッタ国際空港では水際対策を強化しています。中国からの直行便、経由便を中心に、メディカルシートの記入及びサーモメーターによる発熱患者のスクリーニングを行っています。疑い症例は別室に隔離され、ケニヤッタ国立病院へ搬送された後、チェックを受ける体制が敷かれています。2月3日現在、流行地からの外国人入国に関して制限はありません。
3.今後の対応
近い将来にケニアにも新型コロナウイルスが入ってくる可能性は排除されません。引き続き報道等に注意し情報収集に努めてください。当地の医療レベルを鑑みた場合、先進国のような迅速な診断や初期治療は期待できません。またインフルエンザが流行しているため、発熱、咳等の症状のみでは判断がつかないことが予想されます。以下の注意点についてご確認ください。
・病気の方との接触を避けて下さい。
・うがい、手洗いを頻繁に行い、可能であればアルコール手指消毒剤も使用してください。
・風邪症状があれば、マスクをしてください。
・通常の風邪とは違う、と感じたらすぐに医療機関を受診してください。
《お知らせ》
※ 在ケニア日本国大使館領事警備班では、「緊急情報配信用ツイッター」を運用しています。大使館からの情報をいち早く入手することが可能になります。
以下のURLからフォローをお願いします。
https://twitter.com/JapanEmbKE_EMR
令和2年2月3日
在ケニア日本国大使館
電話:020-2898-000(24h対応)
ホームページ:http://www.ke.emb-japan.go.jp/