2020.01.13
ケニア全域におけるテロの脅威に関する注意喚起
● 1月15日は、イスラム過激派組織アル・シャバーブが、ナイロビ中心部複合商業施設(Dusit D2)を襲撃した日(2019年1月15日~16日)から1周年の節目を迎えます。
● 現時点で本件にかかる具体的な脅威情報の把握に至っていませんが、今次の機会をとらえて、国内のいずれかの場所でテロが敢行される可能性が排除できません。
● 加えて、本件とは別に、アル・シャバーブが先般(1月8日)発出したとされる声明での中で、「ケニアへのテロの可能性」を示唆していることから、ケニア国内全域において予断を許さない状況が継続しています。
● この機会に、在留邦人及び渡航者の皆様におかれては、治安にかかる最新情報の入手に努めるとともに不要不急の外出は控える等十分な安全対策を講じて下さい。
ナイロビ市内をはじめ、ケニアに渡航・滞在される方は、「ここは日本ではない」という意識を持ち、テロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう以下の対応に努めて下さい。
(1)最新の関連情報の入手に努める。
(2)以下の場所がテロの標的となりやすいことを十分認識する。
米国等西側公館等、観光地(サファリを含む)、観光地周辺の道路、スポーツの競技場、コンサートや記念日・祝祭日等のイベント、公共交通機関、観光施設、レストラン、ホテル、ショッピングモール、スーパーマーケット、ナイトクラブ、映画館等人が多く集まる施設、教会・モスク等宗教関係施設、政府関連施設(特に軍、警察、治安関係施設)等。
(3)現地当局の指示があればそれに従う。特に銃撃、車両突入及び爆弾等の事案に遭遇してしまった場合には、警察官等の指示をよく聞き冷静に行動するように努める。
《車両突入の場合》
・できるだけ車道側ではなく建物側を歩く。
・ガードレールや街灯などの遮へい物がない歩道等では危険が増す。
《爆弾、銃器を用いたテロに遭遇した場合》
・頑丈なものの陰に隠れる。
・周囲を確認し、可能であれば、銃撃音等から離れるよう、速やかに、低い姿勢を保ちつつ安全なところに退避する。閉鎖空間の場合、出入口に殺到すると将棋倒しなどの二次的な被害に遭うこともあり、注意が必要。
【お知らせ】
※ 在ケニア日本国大使館領事警備班では、大使館からの情報をいち早く入手していただくため、「緊急情報配信用ツイッター」を開設しています。是非この機会にフォローして下さい。以下のURLから簡単にアクセス出来ます。
https://twitter.com/JapanEmbKE_EMR
令和2年1月13日
在ケニア日本国大使館
電話:020-2898-000(24h対応)
ホームページ:http://www.ke.emb-japan.go.jp/