2019.12.18
タンザニア タクシー強盗にご注意ください！
１．ザンジバルにおいてタクシー強盗事案が発生
２．タクシー強盗被害を避けるためには
（１）信頼できるタクシー運転手の確保が重要。
（２）親しげに声をかけてくる人には絶対に気を許さず，気軽について行かない。
３．ザンジバルでも油断は禁物！
１．ザンジバル島でのタクシー強盗事案
先日，比較的治安がよいとされているザンジバルにおいても，タクシー強盗の被害が報告されました。
（１）事案
バックパッカー旅行をしていた日本人二人が，ザンジバル・ストーンタウンを訪れ，ダラジャニマーケットのバス乗り場でヌングイ行きのバスを探していたところ，制服らしき服を着用している人に案内され，ミニバン（車種：ノア）に乗車した。その後，別の乗客が乗り込み，「心配するな」と声をかけられた。人気のない場所で車は止まり，刃物を持ちだした犯人に，金品（時計，指輪，携帯充電器など）を奪われた。また，クレジットカードも奪われ，暗唱番号を教えるよう脅迫されたうえ，ATMで多額の現金を出金させられた。車内には銃が置いてあった。
２ 事案発生状況を踏まえた安全上のアドバイス
（１）声をかけてくる人には絶対に気を許さず，気軽について行かない。
当地では，日本語を使うなどして親しげに声をかけ，言葉巧みに車に乗せ混まれた結果，強盗被害に合うケースが多発しています。彼らは，現地語を解する当地在留者でさえも気を許してしまうほど巧みに話しかけてきます。海外旅行中は，日本語で話し掛けられたりするとつい気を許してしまいがちですが，このような人たちには絶対に気を許さず，気軽について行かないでください。
（２）信頼できる運転手の確保
移動手段をタクシーなどに頼らざるを得ない場合に備え，知人，宿泊先のホテル及びレストランなどから信頼できる運転手の連絡先を複数確保することをおすすめします（タクシー運転手自身が実行犯又は共犯である事案が多数発生しています）。また，必ず商業登録された正規タクシーを利用することを徹底し，流しのタクシーへの乗車，特に運転手からの提案による相乗りは絶対に避けてください。
※ザンジバルでは商業登録された正規タクシーは，赤色のナンバープレートを付けています。車の色は白色だけではありませんが，車両の上にTAXIと書いた表示が置いてあります。
３ザンジバルでも油断は禁物！
ザンジバルは，ダルエスサラームに比べ，比較的治安がよいとされていますが，今回のように，ダルエスサラームで頻発しているタクシー強盗を含む強盗事件が発生することがあります。今回の事案を以てザンジバルの治安が悪化したとは言えませんが，旅行中は常に油断せず，常に安全に気を配って行動してください。
在タンザニア日本国大使館
EMBASSY of JAPAN in TANZANIA
住所：Plot No. 1018, Ali Hassan Mwinyi Road, P.O. Box 2577, Dar es Salaam, United Republic of TANZANIA
電話：+255-22-2115827/9
ＦＡＸ:+255-22-2115830
領事窓口時間：07:30 - 12:30 / 13:30 - 16:30
査証窓口時間：08:30 - 12:30
ホームページ： http://www.tz.emb-japan.go.jp/index_j.htm
