2019.11.08
スイス クレジットカード詐欺に対する注意喚起
●チューリッヒ空港において邦人を狙ったクレジットカード詐欺及び同未遂が再度複数発生しました。
1.昨年5月16日付メール及び本年1月17日付メールで注意喚起しましたクレジットカード詐欺被害及び同未遂が再度発生しました。いずれも身長が180~185センチメールくらいの肌が黒い人種であり,「タナカさんに電話したい」と言っていることから同一人物による犯行と思われます。
従来の手口からの異なる点は,声をかけクレジットカードを借りた後,自身の荷物をその場に置いたままその場を離れてしまい,カードを貸した方は荷物を見ておくため,その場から動くことができませんでした。足止めさせる手口と思われます。
被害に遭った事例では,後刻カードを停止した段階で既に数万円の無断使用が確認されました。
2.日本人を狙った犯行であることから,チューリッヒ空港を利用する際は,以下の2018年5月16日付注意喚起メールに記載の対策に留意し,十分注意してください。なお,ミラノやジュネーブにおいても同様の手口が確認されておりますので,都市や場所に関係なく,このような声かけには十分注意してください。
(2018年5月16日付注意喚起メール)
チューリッヒ空港内にて,見知らぬ男性から英語で,友人の日本人が飛行機に乗り遅れたので,公衆電話より電話をかけてほしいと依頼された。クレジットカードを使用しても電話ができず,数枚のカードを試しているうちに,同種のカードとすり替えられていた。その間,当該人物は,荷物を残し,インフォメーションセンターに行くとして何度かその場を離れていた。日本に帰国後,確認するとカードが不正に使用されており,かつ,同じ会社の他人名義のカードにすり替えられていた(本事案では楽天カード)。
(対策)
・見ず知らずの人に支援を求められても,容易に信用せず,警察に相談するよう返答する。
・クレジットカードが相手の手に一瞬でも渡った場合は,すり替えられている可能性もあるので,カード名義をすぐに確認する。
・不正使用の疑いがある場合は,クレジットカード会社に通報し,カードを止める。
【問い合わせ先】
在スイス日本国大使館 領事班
電話 :031 300 2222
Fax : 031 300 2256
メール:consularsection@br.mofa.go.jp