2014.05.22
タイ王国における戒厳令の発出について(外務報道官談話)
日本外務省ホームページより
タイ王国における戒厳令の発出について(外務報道官談話) 平成26年5月21日
1 5月20日,タイ王国において戒厳令が発出されたことを受け,我が国は重大な関心をもって事態の推移を注視しています。
2 日本政府は,全ての関係者に対し,暴力を行使することなく自制ある行動を取るよう改めて強く促すとともに,関係者の立場の相違が,民主的プロセス及び真摯な対話を通じて平和裡かつ早期に解決されることを強く期待します。
3 日本政府は,邦人の安全や日本企業の円滑な活動を確保するため,引き続き,タイ側への働きかけを含め,必要な措置を講じていきます。
(参考)タイの国内情勢
•5月20日未明,プラユット陸軍司令官署名による陸軍布告が発出され,
20日午前3時(日本時間5時),「戒厳令法」(1914年制定)に基づき,戒厳令の発出を発表。
•今次戒厳令は,集会やデモによる移動の禁止や平和や治安に影響を与える報道等の禁止を措置に含むが,プラユット陸軍司令官は会見で,これはクーデターではないと説明。
•尚,5月7日,タイ憲法裁判所はインラック首相の失職を判決。その後,ニワットタムロン副首相が首相代行に就任。また,本年2月に行われた下院総選挙は,憲法裁判所により無効の判断が下され,政府と選挙管理委員会の間で新たな投票日が模索されている。
タイ:戒厳令発出に伴う注意喚起(海外安全ホームページ)
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