海外

2019.09.27

ケニア国内におけるテロの脅威に関する注意喚起

● 今週末(9月28日)は、イスラム過激派組織アル・シャバーブが、かつて支配下に収めていたソマリア南部の港湾都市キスマヨから撤退したとされる日(2012年9月28日)から7周年目の節目を迎えます。
● 現時点で本件にかかる具体的な脅威情報の把握に至っていませんが、今次の機会をとらえて、国内のいずれかの場所でテロが敢行される可能性が排除できません。
● 在留邦人及び渡航者の皆様にあっては、右状況を踏まえていただき、最新情報の入手に努め、十分な安全対策を講じるよう心がけて下さい。

《参考情報》「アル・シャバーブ」のキスマヨからの撤退
 イスラム国家樹立を目指す「アル・シャバーブ」は、2011年頃まで、同国の首都モガディシュの一部を占拠する等、暫定政府との戦闘を続けたが、アフリカ連合の部隊(AMISOM)の攻勢を受け、同年8月にモガディシュから、また2012年9月までには、キスマヨから撤退し、多くの拠点を失っていった経緯がある。

 ナイロビ市内をはじめ、ケニアに渡航・滞在される方は、「ここは日本ではない」という意識を持ち、テロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう以下の対応に努めて下さい。

(1)最新の関連情報の入手に努める。
(2)以下の場所がテロの標的となりやすいことを十分認識する。
 観光地周辺の道路、スポーツの競技場、コンサートや記念日・祝祭日等のイベント、公共交通機関、観光施設、レストラン、ホテル、ショッピングモール、スーパーマーケット、ナイトクラブ、映画館等人が多く集まる施設、教会・モスク等宗教関係施設、政府関連施設(特に軍、警察、治安関係施設)等。
(3)現地当局の指示があればそれに従う。特に銃撃、車両突入及び爆弾等の事案に遭遇してしまった場合には、警察官等の指示をよく聞き冷静に行動するように努める。

《車両突入の場合》
・できるだけ車道側ではなく建物側を歩く。
・ガードレールや街灯などの遮へい物がない歩道等では危険が増す。

《爆弾、銃器を用いたテロに遭遇した場合》
・頑丈なものの陰に隠れる。
・周囲を確認し、可能であれば、銃撃音等から離れるよう、速やかに、低い姿勢を保ちつつ安全なところに退避する。閉鎖空間の場合、出入口に殺到すると将棋倒しなどの二次的な被害に遭うこともあり、注意が必要。

【お知らせ】
※ 在ケニア日本国大使館領事警備班では、大使館からの情報をいち早く入手していただくため、「緊急情報配信用ツイッター」を開設しています。是非この機会にフォローして下さい。以下のURLから簡単にアクセス出来ます。
https://twitter.com/JapanEmbKE_EMR

令和元年9月26日
在ケニア日本国大使館
電話:020-2898-000(24h対応)
ホームページ:http://www.ke.emb-japan.go.jp/

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