2019.09.20
ケニア 警察当局による邦人旅行者に対する保護事案の発生にかかる注意喚起
● 昨日(9月18日)夜間に、ナイロビ市内において、邦人旅行者2名が警察当局に保護される事案が発生(身体及び所持品に被害無し)しています。
● 当局の説明によれば、同2名は、犯罪多発エリアを徘徊していた模様で、仮に当局が保護措置を行わず、そのまま放置していれば同人等の身体・生命に危険が及ぶ可能性が極めて高いと判断された旨です。
● 今次の事案を踏まえ、当地に渡航予定の皆様及び旅行者・出張者を受け入れる予定の在留邦人の皆様にあっては、宿泊先や訪問先等の周辺治安情報について、事前に十分収集していただくようお願いします。
1 事案の概要
(1)9月18日午後、20代前半の邦人男性2名が、ナイロビ市内カヨレ地区ソウェート(Soweto)エリア(ジョモ・ケニヤッタ空港北方約2キロに位置)内で、別のケニア人と待ち合わせしていたところ、付近をパトロール中の警察官に呼び止められ、最寄りの警察署において保護されたもの。
(2)同エリアは、平素からギャング・グループが暗躍し、強盗等の凶悪犯罪が多発しているとされる場所。
(3)また、当地において公共の場における喫煙は禁止されているが、発見現場である路上において、同邦人の一人が喫煙していたことから、この点についても、当局から厳重に警告を受けた模様。
(4)同2名については、現在、アフリカ大陸の複数の国を旅行中の由で、可能な限り出費を抑えるために、これまでも各地において無料の宿泊施設を利用していた旨。なお、昨日宿泊で予定あった施設についても、同エリア内に所在していた。
(5)同2名は、過去に世界各国を旅行した経験があると述べているものの、ケニアへの入国は今次が初めてであり、上記のとおり、当地治安にかかる知見が不十分と言わざるを得ない状況が認められた。
2 大使館からのお願い
(1)本件は、結果として事なきを得ていますが、ケニア警察当局が指摘するとおり、ともすれば邦人が強盗等の凶悪事件に巻き込まれていた可能性が極めて高かった事案と判断されます。
(2)今次の事例を踏まえて頂き、これから当地に渡航予定の皆様及び旅行者・出張者を受け入れる予定の在留邦人の皆様にあっては、外務省の「海外安全ホームページ」、「旅レジ」及び当館発信の「緊急情報配信用ツイッター」等を活用して頂き、宿泊先や訪問先等の周辺にかかる治安情報について、事前に十分収集していただくようお願いします。
令和元年9月19日
在ケニア日本国大使館
電話:020-2898-000(24h対応)
ホームページ:http://www.ke.emb-japan.go.jp/