2019.09.18
インドネシア 煙害（ヘイズ）に関しての注意喚起
１ ９月17日付，当地報道によれば，スマトラ島リアウ州，ジャンビ州及び南スマトラ州において，森林火災の影響による煙害により，大気汚染指数が通常より高くなっており，国家防災庁より緊急警報が発出されたとのことです。
２ 各地方自治体では，健康被害として，咳や鼻水，目の違和感等の軽度の症状の発生が考えられると説明しており，喘息や心肺に疾患がある方，乳幼児，妊婦及び高齢者は屋外での活動を控えるとともに，屋外で活動をする場合にはマスクの着用を呼び掛けています。
３ 保健省は，森林火災による呼吸器疾患の患者数の増加に伴い，スマトラ島のリアウ州及びジャンビ州に出張事務所を開設し，呼吸器疾患の症状が見られる場合には同出張事務所や保健センター，病院での診察を呼び掛けています。
４ 環境省大気汚染制御局ホームページ（http://iku.menlhk.go.id/aqms/）では，各都市における大気汚染指数（ISPU）を随時更新しています。ISPUの指数は，以下の通り５段階に分類されており，リアウ州プカンバル「非常に不健康」，ジャンビ州「不健康」，南スマトラ州パレンバン「不健康」レベルと測定されています。
ISPU指数 50以下・・・良好
51-100・・・通常
101-199・・・不健康
200-299・・・非常に不健康
300以上・・・危険
５ また，煙害による影響で航空機の運航停止や遅延，空港閉鎖も予測されます。
６ つきましては，これらの地域にお住いの在留邦人の皆様や出張や旅行等で訪問予定の皆様におかれては，各種報道や上記環境省のホームページ等で最新の情報を入手し，森林火災による健康被害や航空機の運航状況等に，十分ご注意ください。
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