2019.09.10
ウガンダでのコレラ集団感染の発生と注意喚起
6日ウガンダ保健省は,ウガンダ5県(Kyegegwa,Bududa,Kisoro,Isingiro,Busia)でコレラの集団感染があったことを発表,6月から現在までに累計患者241人,死者2人の感染が確認されました。
いずれも地方で集団感染が発生していますが,コレラに関する正しい知識を持ち手洗いなどの予防に努めて下さい。
ウガンダ保健省は,第2雨期の9-11月は上水の水源が洪水などで下水によって汚染されやすくコレラの集団感染も起きやすくなるため,市民に以下のとおり呼びかけています。
・水を飲む際は煮沸または浄水措置をする。
・排水が停滞しないように家周りの排水路を開ける。
・トイレ後と食事前の手洗いを徹底する。
・食べ物は調理して熱いうちに食べる。果物や野菜はよく洗い,可能なら皮をむく。
・使い古しのボトルに入った飲食物は避ける。
・正規に供給される水道水を使用し,井戸水や湧き水などは避ける。
・コレラの症状が起こった場合は最寄りの保健省機関で早期に治療する。
コレラについて
コレラは重度の水様性下痢を起こす感染症で脱水症状になりやすく無治療では死に至ることもある。コレラ菌に汚染された飲食物の摂取で経口感染する。潜伏期間は2時間から5日間。嘔吐を伴い症状が重篤化することもある。かかっても症状の出ない人も多く,そのような人が感染源になることもある。
お問い合わせ先
○在ウガンダ日本国大使館
住所:Plot No.8, Kyadondo Road, Nakasero, Kampala, Uganda.
(P.O.Box 23553 Kampala, Uganda)
電話:0312-261-564~6,
領事部メールアドレス:ryoji@kp.mofa.go.jp
ホームページ: http://www.ug.emb-japan.go.jp/index_j.htm