2019.08.27
ガーナ ノーザン州でのポリオウイルス発生に関するお知らせ
【ポイント】
●ガーナ保健省は,ノーザン州で1件のポリオウイルスの発症例を発表しました。
●ポリオウイルスは小児麻痺の原因として,5歳以下の子どもは特に注意が必要です。
●希に成人の発症例もあることから,安全な水を使用することに心がけて下さい。
【本文】
在留邦人及び旅行者の皆様へ
在留邦人の皆様には,日頃より当館の業務につきご理解,ご協力を頂きありがとうございます。
1 8月23日,ガーナ保健省及びガーナヘルスサービスは,ノーザン州のチュレポニ地区において,突然の下肢麻痺を生じた2歳女児からポリオウイルス2型を検出したと発表しました。
2 ポリオウイルスは小児麻痺の原因として知られており,5歳以下の子どもは特に注意が必要です。また,希に成人の発症例もあり重篤化することもあります。同ウイルスは,感染者から排泄された糞便に含まれており,それを偶然に経口摂取することで感染します。汚染された不衛生な水の摂取や調理が原因となるため,調理には安全な水を使用する,飲食店は衛生状態が良いところを選ぶなどご注意下さい。また,トイレの使用後は,手洗いを十分に行って下さい。
(参考)
厚生労働省:ポリオとポリオワクチンの基礎知識
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/polio/qa.html
3 7月,ノーザン州タマレ市近郊の下水からもポリオウイルスが検出されているため,今後,人への感染の拡大が確認された場合は,渡航時のワクチン接種の推奨も予想されます。以下のサイト等で最新の情報を入手するようにして下さい。
(参考)
外務省:海外安全ホームページ(ポリオの発生状況)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2019C065.html
以上
令和元年 8月27日
在ガーナ日本国大使館 領事班
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