2019.07.04
チュニジア テロ事案に対する注意喚起
●チュニス市内における連続テロ事件から,間もなく1週間を迎えますが,テロの関係者を捜索する活動が続いており,不測の事態に巻き込まれる可能性は排除されないことから,注意を呼びかけます。
●引き続き,最新の治安情報の入手に努め,テロの標的となりやすい場所を避けるとともに,安全確保に十分注意を払ってください。
1 チュニス市では,本年6月27日の連続テロ事件を受けて,事件直後より,チュニス市内各所や郊外等において,テロに関わった者の当局による捜査が精力的に行われています。こうした中で,7月2日午後11時30分頃,チュニス県西部のシテ・イブン・ハルドゥーン市インティラーカで、上記連続テロ事件に関わったとして指名手配中の男が警察に包囲された後、自爆する事件が起きています。なお,この事件で負傷者はなし。
2 2018年10月にもブルギバ通りで治安当局を狙ったとみられるローンウルフ(一匹狼)型の爆弾テロ事件が発生しています。
チュニジア政府は,既にほとんどのテロ関係者は逮捕されたとしていますが,今後もチュニス市を含むチュニジア国内でテロ事件が発生する可能性は排除されないことに引き続き留意して下さい。
3 「ここは日本ではない」という意識を持ち,以下のテロ対策をお願いします。
(1)最新の治安情報の入手に努める。
(2)軍・警察・司法等の政府関係機関の施設や車両、主要インフラ施設、治安当局が立ち入り規制している場所等には近づかないようにする。
(3)常に周囲の状況に注意を払い,騒ぎや急な人だかりなどの不審な状況、不審な物・人物を察知したら,速やかにその場を離れるなど安全確保に十分注意する。観光施設,公共交通機関,教会,モスク等の外国人を含めた不特定多数の人が集まる場所を訪れる際には,特に注意を払う。
参考:チュニジア「海外安全情報」:https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_113.html#ad-image-0
4 海外渡航の際には,万一に備え,家族,友人,職場等に,日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在される方は,在チュニジア日本国大使館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず「在留届」を提出してください。
3か月未満の旅行や出張などの際には,渡航先の最新の安全情報や,緊急時に在チュニジア日本国大使館の連絡を受け取ることができるよう,外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html)
5 なお,テロ・誘拐対策に関しては,以下も併せて御参照ください。
(1)パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」(パンフレットは,https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_03.html に掲載)
(2)パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」(パンフレットは,http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_10.html に掲載)
(3)ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル(マニュアルは,http://www.anzen.mofa.go.jp/anzen_info/golgo13xgaimusho.html に掲載)
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902,2903
(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
電話:(代表)03-3580-3311(内線3047)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
電話:(代表)03-3580-3311(内線2851)
○外務省海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/ (PC版・スマートフォン版)
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)
(在外公館連絡先)
○在チュニジア日本国大使館
住所:9 Rue Apollo XI,1082 Mahrajene-Tunis, Tunisie
電話:(216-71)791-251, 792-363, 793-417
FAX:(216-71)786-625
ホームページ:http://www.tn.emb-japan.go.jp/jp/index.html