2019.06.15
アメリカ カリフォルニア州における山火事シーズンの到来
●カリフォルニア州においては、例年春から秋にかけて、乾燥や強風等により多くの山火事が発生していることから、関連情報には十分留意して下さい。
●本年は山火事対策として、当地電力会社による計画停電も予定されています。火災発生時を含め、停電が長引くことも想定し、日頃からの備蓄等に心がけて下さい。
1 カリフォルニア州においては、例年春から秋にかけて、乾燥や強風等により多くの山火事が発生しています。昨年11月には、同州北部ビュート郡等において大規模な山火事が発生。住宅地域まで延焼し、85人が亡くなられた旨報じられ、道路封鎖や停電等生活インフラに多大な影響を及ぼしたほか、サンフランシスコ等ベイエリア地域においても、大気汚染等の被害をもたらしました。
2 本年も、サクラメントやサンノゼ周辺等において、既に複数の森林火災が発生する中、当地に渡航・滞在を予定している方は、下記の関連ウェブサイトや現地のニュース等を参考に最新の山火事情報の収集に努めていただくとともに、関係地域への訪問日程・移動経路若しくは訪問地を変更する等、災害や事故に巻き込まれないよう安全確保に努めて下さい。
既に発生地域周辺に滞在中の方は、避難に備え懐中電灯・携帯用ラジオ等を手元に置いておくほか、避難時の携行品や服装(肌を露出しないもの)等を事前に準備し,家族等に緊急の連絡先を知らせ、事前に避難経路を確認するとともに、必要な場合には安全な場所に避難する等の安全対策を講じてください。
3 また、本年は山火事対策として、電力会社PG&Eによる計画停電、いわゆる「Public Safety Power Shutoff」が予定されています。停電の日時や場所については、気候等の状況により判断し、事前に通知するとされておりますが、緊急時には通知がない場合もあるとのことです。皆様には、1週間分程度の飲食物や現金、懐中電灯等を備えるとともに、携帯電話の充電や熱中症対策等にも心がけるようお願いいたします。詳しくは下記PG&Eサイトをご覧ください。(https://www.pge.com/en_US/safety/emergency-preparedness/natural-disaster/wildfires/public-safety-power-shutoff-faq.page)
4 万一、災害に巻き込まれた場合は、現地当局が発表する警報・指示等に従って安全確保に努めるとともに、ご自身の安否等の状況について日本の留守家族及び最寄りの日本国大使館または総領事館に連絡してください。
5 海外渡航の際には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在される方は、大使館または総領事館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず「在留届」を提出してください。
3か月未満の旅行や出張などの際には、渡航先の最新の安全情報や、緊急時に大使館または総領事館が連絡を受け取ることができるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html)
【参考ウェブサイト】
カリフォルニア州森林管理・防火局:http://www.fire.ca.gov/current_incidents/?page=1
山火事への備え(居住者向け):http://www.readyforwildfire.org/
AirNow(大気汚染状況情報):https://airnow.gov/index.cfm?action=airnow.local_state&stateid=5&mapcenter=0&tabs=0
【問い合わせ先】
在サンフランシスコ日本総領事館・領事部
電話:415-780-6000 FAX:415-767-4200
ホームページ:http://www.sf.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html