2019.04.19
ギリシャ アテネ観光における注意喚起
●アテネ市内で日本人観光客がスリやひったくりに遭う事件が増加しています。
●特に混み合った地下鉄車内,乗降時,駅構内,シンタグマ(SYNTAGMA)駅周辺,オモニア(OMONOIA)駅周辺,モナスティラキ(MONASTIRAKI)駅周辺,またラリッシス(LARISIS)駅周辺は盗難事件が多発しています。
●アクロポリス周辺,古代アゴラ周辺,プラカ地区,アテネ市内の博物館等の観光地において盗難事件が発生しているので,十分注意してください。
ギリシャを観光中にパスポートや現金,クレジットカードを盗まれる事件が増加しています。
特にアテネ中心部にある観光スポット周辺で,最近目立つ手口は,カバンに液体ファンデーションや塗料を吹きかけ「カバンが汚れている」といって近づき,カバンを確認しようと肩から下ろした瞬間に持ち去られるケースです。
リュックサックやショルダーバッグには,現金以外にもカメラや携帯電話等お金に換金できるものが入っているため,盗みを働く者のターゲットになっています。
「カバンが汚れているので拭いてあげますよ」といって近寄って来る者は,スリやひったくりと思ってください。
【そのような事態に遭遇した場合】
1 カバンを置かず胸の前で抱えるなどして警戒すること
2 相手が急接近して来るので距離を保ちながら追い払うこと
3 しつこい場合は大声を出して周囲に助けを求める
地下鉄車内や駅構内で日本人観光客がスリに遭う事件も絶えません。
特にシンタグマ駅,オモニア駅及びモナスティラキ駅近くを走行する地下鉄車内で複数人によって身動きを止められ,異変を感じている隙にポケットやカバンからパスポートや現金,カード等をすられてしまうケースが続いております。特に混雑している車内,一カ所だけ人が集まっている車両は要注意です。
また,市内を徒歩で散策中に盗まれるケースも発生しています。
背後に人がいると感じて,目的地についてリュックサックやショルダーバッグを見たらファスナーが開きっぱなしになっていて,中からパスポートや現金,クレジットカード等がなくなっていたケースもあります。
【対策】
1 カバンはファスナー等で完全に閉じることができるものを使用すること(子供の手が入る隙間があるカバンでもすられてしまったケースがありました。)
2 パスポートや現金,クレジットカードは内ポケットに入れること。カバンに入れる場合は一番奥に入れ,手を突っ込まれても用意に取り出すことができないファスナー付きの内袋等に入れること
3 現金は必要最小限しか持ち歩かないこと
4 カバンは身体の前で持つこと
5 荷物をたくさん持ち歩くことなく身軽で行動すること
6 目立つ行動は避けること
以上はあくまでも最低限の対策です。
なお,パスポートを紛失または盗難に遭ってしまった場合は,当館で「帰国のための渡航書」の交付を受けていただく必要があります。
【事前に準備していただく書類】
1 戸籍謄本または抄本
2 警察が発行する紛失・盗難証明書
3 写真2枚(4.5cm×3.5cmの規定があります)
4 手数料(帰国のための渡航書は19ユーロ)
5 帰国便のチケット
ギリシャ滞在中に事件・事故に遭わないようくれぐれも十分ご注意願います。
在ギリシャ日本国大使館 領事部
Embassy of Japan in Greece
46, Ethnikis Antistasseos St. , 152 31 Halandri TEL : 210-670-9910,9911 FAX : 210-670-9981 Homepage : http://www.gr.emb-japan.go.jp e-mail : consular@at.mofa.go.jp ( 領事部専用)