2019.03.19
フランス 映画館内における硫酸事案
●3月17日(日)21時50分頃,パリ3区の映画館「MK2 Beaubourg」内において、硫酸により怪我を負う事案が発生しました。
●パリでは,2月13日にメトロ11号線車内における硫酸事案及び2月15日にバスティーユ駅構内において硫酸スプレーによる重傷事件が発生しています。公共交通機関や映画館など多数の人が使用する場所で座席に座る際には,不審な液体等がないか確認するなど十分注意してください。
1.報道によれば,3月17日(日)21時50分頃,パリ3区の映画館「MK2 Beaubourg」内において、女性が座席に腰掛けたところ,はいていたジーンズを突き抜けてきた液体によりお尻に軽い怪我を負いました。警察が女性の座った椅子を調べたところ,硫酸を主成分とする工業用洗剤が検出されました。
2.パリでは,2月13日にメトロ11号線車内における硫酸事案及び2月15日にバスティーユ駅構内において硫酸スプレーによる重傷事件が発生しています。2月15日の事件については犯人が逮捕されたとの報道がありましたが,2月13日の事案については,犯人逮捕の情報には接していません。
3.現時点において,先般の事案との関連性は不明ですが,硫酸による事案が続いています。模倣犯が発生する可能性も否定できず,今後も同種事案が発生するおそれがありますので,公共交通機関や映画館など多数の人が使用する場所で座席に座る際には,不審な液体等がないか確認するなど十分注意してください。
【問い合わせ先】
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電話:01-4888-6200(海外からは +33-1-4888-6200)
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