海外

2018.10.15

パキスタンにおける大気汚染に関する注意喚起

【ポイント】
●パキスタンでは、例年、雨期が終わり気温の低下する10月頃から1月下旬頃まで、大気汚染が顕著となる傾向にあります。
●外出時にマスクを着用するなどの対策を講じてください。

1 パキスタンにおける大気汚染について

 パキスタンでは、例年、雨期が終わり気温の低下する10月頃から1月下旬頃まで、大気汚染が顕著となる傾向にあります。特に冬場になると薪を使う家庭が増えるため、大気汚染が助長されることが懸念されていますので、以下2を参照し、適切な対策を心がけてください。

 2018年の世界保健機関(WHO)が世界91か国の2,628都市におけるPM2.5の年平均値(実測値)を公表※したところ、PM2.5年平均値はイスラマバード66μg/m3(2011年)、ラホール68μg/m3(2010年)、カラチ88μg/m3(2009年)とWHOの基準(10μg/m3以下)を大きく超えていました。本データはいずれも7年以上も前のデータとなっており、近年はさらなる大気汚染の悪化が予測されます。

(※出典:WHO 世界大気質データベース2018)
http://www.who.int/airpollution/data/cities/en/

2 一般的な対策

 大気汚染対策として、汚染の激しい時には、一般的に以下の方法が考えられます。
(1)不要不急の外出や屋外での長時間の激しい運動をできるだけ減らす。
(2)外出時にマスクを着用する。(「N95」という規格を満たしたマスクは、PM2.5を95%以上遮断する)
(3)屋内では必要に応じて空気清浄機等を使用する。ドアや窓を閉め、風が通る隙間をふさぐ。

3  なお、上記注意点以外にも、当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。

○ 当館ホームページ:http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm

○ 外務省海外安全ホームページ(パキスタン):https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_011.html#ad-image-0

○ 在留届及び「たびレジ」への登録のお願い
  海外渡航前には、万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにして下さい。3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え、必ず在留届を提出してください。
 https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

 また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。
(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)

○ 緊急時の連絡先:051-9072500(在パキスタン日本国大使館代表)

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