2018.09.06
スペイン バルセロナ市における「腕時計のひったくり」の増加
●報道によると,バルセロナ市内のシウター・ベジャ地区等において「腕時計のひったくり」が増加しています。
●防犯対策としては,「高価な腕時計を身に着けない」,「長袖シャツを着用し腕時計を見えづらくする」こと等が考えられます。
●万が一被害に遭った場合に備え,型式,製造番号や保険内容等を確認しておきましょう。
1 報道概要
(1)「腕時計のひったくり」の手口(防犯カメラに撮影されたケース)
ア 数人の犯人グループが,高価な腕時計を身に着けている者を物色し,ターゲットを選定。
イ 犯人グループがターゲットを選定した後,犯人の1人がターゲットに話しかけ注意を引きつけている間に,別の犯人が腕時計をひったくり逃走。
ウ 犯行の模様
以下のURLから,犯行の模様をご覧いただけます。
https://www.elperiodico.com/es/barcelona/20180819/manadas-relojeros-persiguen-turistas-adinerados-barcelona-6994909
(このケースの被害者(男性)は,長袖シャツを着用していましたが,腕まくりをしており,腕時計が簡単に目視できる状態でした。)
(2)盗難被害に遭った腕時計の価格,メーカー
ア 価格
15,000ユーロ(約195万円)のものや,20万ユーロ(約2,600万円)のものがあります。
イ メーカー
オーデマ・ピゲ(Audemars Pigue),ブレゲ(Breguet),カルティエ(Cartier),エルメス(Hermes),ウブロ(Hublot),パテック・フィリップ(Patek Philippe),リシャール・ミル(Richard Mille),ロレックス(Rolex),ユリス・ナルダン(Ulysse Nardin)等(上記以外のメーカーでも盗難に遭う可能性があります。)
2 防犯対策
「高価な腕時計を身に着けない」,「長袖シャツ等を着用し腕時計を見えづらくする」こと等が考えられます。
3 その他
万が一被害に遭った場合に備え,以下の点を確認しておきましょう。
(1)腕時計の型式,製造番号,購入日等(被害届の提出時に必要)
(2)契約されている保険の内容等(補償範囲,保険金請求手続等)
【問い合わせ先】
在バルセロナ日本国総領事館
住所:Avda. Diagonal, 640, 2a Planta D, 08017, Barcelona
電話番号:+(34)93-280-3433
FAX番号:+(34)93-280-4496/93-204-5439(領事班直通)
ホームページ:http://www.barcelona.es.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html