2018.07.12
オーストリア ダニ脳炎に対する注意喚起
○今年はオーストリアでダニ脳炎を媒介するダニの大量発生が予想されています。
○ダニ脳炎に対してはワクチン接種が唯一の予防策です。
○ワクチン接種を行っていない場合は草むらには入らないでください。
オーストリアにお住まいの皆様及び
たびレジ登録者の皆様へ
ウィーン獣医大学では,ドイツ感染研究センターの研究報告に基づき,今年はオーストリアでダニ脳炎(ドイツ語でFruehsommer-Meningoenzephalitis(FSME))を媒介するダニ(ドイツ語でZecken)の大量発生を予想しています。
ダニ脳炎は,春先から秋にかけて森林地帯に入ってダニに咬まれることにより感染し脳炎をおこすもので,死亡したり後遺症を残す例が毎年報告されています。ダニに咬まれたら,必ず脳炎になるという訳ではありませんが,発症する場合は,咬まれて3~14日目から感冒の様な症状が出始め,数週間後に発熱,頭痛,麻痺,意識障害等の脳炎症状を起こします。野外ではダニに刺されないような服装や忌避クリームの塗布を心がけてください。治療法はなく,ワクチン接種が唯一の予防策です。
その他のオーストリアの医療事情に関しては以下の外務省ホームページをご参照ください。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/europe/austria.html
(問い合わせ先)
○在オーストリア日本国大使館
住所:Hessgasse 6, 1010 Vienna, Austria
電話: (市外局番01)531920
Fax: (市外局番01)5320590
(国番号43)
ホームページ:http://www.at.emb-japan.go.jp/jp/index.html