2018.07.03
イラク コンゴ・クリミア出血熱の発生に関する注意喚起
(Security Advice from Embassy of Japan :2/Jul/2018)
イラクへ渡航・滞在される組織の皆様へ
大使館からのお知らせ
(コンゴ・クリミア出血熱の発生に関する注意喚起)
2018年7月2日
在イラク日本国大使館 領事・警備班
クルディスタン地域政府保健省はエルビルにおいてコンゴ・クリミア出血熱の症例が1件確認された旨発表しており(同患者は15歳の羊飼いで動物から感染したと推察されるとの由),また,イラク保健省もディワーニーヤ(カーディシーヤ)において本件感染症による4人の死亡が確認されている旨発表しております。
コンゴ・クリミア出血熱はウィルスを保有したマダニに咬まれたり,ウィルスに感染した動物(特にヒツジなどの家畜)や人の血液や体液に接触することにより感染します。潜伏期間は2~9日で,発熱,関節痛,発疹,紫斑(出血),意識障害などの症状がみられ,回復する場合は,発症後9~10日で改善しますが,悪化すれば,発症後2週間ほどで死亡する場合もあります。
在留邦人及び企業関係者の皆様におかれましては,報道等から最新の情報を入手して頂くとともに,草の茂ったマダニの生息する場所に入る場合には,長袖,長ズボンを着用し,素足でのサンダル履き等は避けるなど,ダニに咬まれないよう注意してください。
【お問い合わせ先】
在イラク日本国大使館 領事・警備班
(連絡先:+964-(0)770-494-2018,E-MAIL:embjp.ryoji.iraq@bd.mofa.go.jp)