2018.06.13
ドイツ FIFAワールドカップ関連のイベント開催に関する注意喚起
●6月14日から7月15日にかけて,FIFAワールドカップ・ロシア大会が開催されます。この間,ベルリンをはじめドレスデンやライプツィッヒなど各都市でパブリックビューイング等各種イベントが開催され,日によっては数万人規模の人出が見込まれます。
●最新情報の入手に努めるとともに,大規模行事を狙ったテロ,熱狂したファンによる暴動,さらにはスリや置き引きなど,不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。
1 6月14日(木)から7月15日(日)までの間,FIFAワールドカップ・ロシア大会が開催されます。
開催期間中,ベルリンでは,ブランデンブルグ門から6月17日通りにかけて広範囲に交通規制が敷かれ,パブリックビューイング等のイベントに連日,数万人規模の人出が見込まれています。
こうしたイベントは,ベルリンの他,ドレスデン,ライプツィヒ,ポツダム等ドイツ各都市で開催され,イベント会場は多数の参加者で混雑が予想されます。
2 このような中,ISIL支持者らは,ワールドカップ・ロシア大会を標的としたテロをネット上で活発に呼びかけるなどしており,ラマダン月の最終日と重なる開幕戦をはじめとして,ワールドカップ開催中のテロ等のリスクが高まっています。
また,熱狂したサッカーファンによる暴動が発生する危険性も排除できないほか,人混みの中でスリ・置き引きの被害に遭うおそれもあります。
3 つきましては,ドイツにお住まいの皆様並びに旅行者の皆様におかれましては,次の事項に注意を払い,不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。
(1)テレビ,ラジオや新聞等の報道に注意を払い,最新の関連情報の入手に努める。
(2)イベント会場等人が多く集まる場所や施設は,テロ等の標的となりやすいことを認識し,常に周囲の状況に注意を払い,不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる,できるだけ滞在時間を短くする等,その場の状況に応じて安全確保に十分注意を払う。
(3)不測の事態の発生を念頭に,会場や施設内では出入口や非常口,避難の際の経路等についてあらかじめ確認しておく。
(4)テロ等に遭遇してしまった場合には,まず身を伏せた上で,周囲の状況を把握するよう努めるとともに,可能であれば早めにその場から立ち去る。その際,現場の警察官等の指示をよく聞き,周囲がパニック状態になっても冷静さを保つように努める。
(5)周囲の状況を冷静に観察し,相手をいたずらに刺激するような乱暴な言動をとらない。
(6)イベント会場や公共交通機関内など人混みの中では,所持品は身体の前で抱えるなど,目を離さない。
4 なお,ベルリンにおけるイベント会場や交通規制の範囲の詳細については,以下のベルリン市及びベルリン州警察のウェブサイト等をご確認ください。
https://www.berlin.de/en/events/2606075-2842498-fifa-world-cup-2018-international-fan-fe.en.html
https://www.berlin.de/polizei/(画面中央のWM2018を参照)
5 また,3か月以上滞在される方は「在留届」の提出,3か月未満の渡航の方は「たびレジ」への登録を必ず実施してください。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html
(参考情報)
○外務省海外安全情報(スポット情報):ロシア:2018 FIFAワールドカップ・ロシア大会開催に伴う注意喚起
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2018C093.html
○スマートフォン用 海外安全アプリ
http://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/oshirase_kaian_app.html
連絡先:在ドイツ日本国大使館
TEL: 030-210940 (閉館時は緊急電話対応業者につながります)
FAX: 030-21094222
e-mail: taishikan-ryoujibu@bo.mofa.go.jp
URL: http://www.de.emb-japan.go.jp/nihongo/index.html