2017.12.12
アメリカ ミシガン州南東部におけるA型肝炎に関する注意喚起
・ミシガン州南東部でA型肝炎への感染事案が多発しています。
・予防接種、入念な手洗い、消毒、飲食物や食器を共有しない、など感染予防に注意するようお願います。
ミシガン州保険局によると南東部でA型肝炎への感染が多発しているとのことです。同局によると、本年12月7日現在で583件の感染が確認され、うち20件が死亡しています。
特にマコーム郡で177件、デトロイト市で143件、ウェイン郡で104件、オークランド郡で86件と、1市3群で全体の87%が発生しています。
同保険局は、原因は現時点で判明しておらず調査中としていますが、予防策として、1・A型肝炎の予防接種、2・トイレ後や食事及びその準備前の手洗い、3・タオルや歯ブラシ、食器等を共用しない、4・感染が疑われる者と性行為をしない、5・飲食物や薬、タバコを他者と共有しない、6・感染が疑われる場合は直ちに受診する、7・感染が判明した場合は医療機関等の指示に従うことを呼びかけています。
厚生労働省のホームページによると、A型肝炎の潜伏期間は2~6週間で、発熱、倦怠感に続き食欲不振、嘔吐など重めの風邪に似た症状となり、更に数日後には黄疸(目や皮膚が黄色くなる症状)が現れる場合があるとのことです。
回復には1~2か月を要し、重症化した場合には死亡する例もあります。
ミシガン州にお住まいの方は、関連情報の収集に努めるとともに、感染予防に留意し、感染が疑われる場合には速やかに受診するようお願いします。
●ミシガン州保険局
http://www.michigan.gov/mdhhs/0,5885,7-339-71550_2955_2976_82305_82310-447907--,00.html
●厚生労働省HP
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/a/hepatitis/392-encyclopedia/320-hepatitis-a-intro.html